まあどこの街に行っても、そのあたりで最も古いバーと言うものがある。もちろん古さは色々だが。
鹿児島「池田バー」
それが 鹿児島で言えば『池田バー』なのだ。創業は昭和37年、1962年のことだから、既に半世紀を超えて今も続いている。
アクセス
場所は以前紹介した『味乃さつき』からなら徒歩2分、『菜菜かまど』からなら徒歩1分、『赤鶏炭火焼大安』からなら徒歩30秒と言ったところだ。
二官橋ビルと言う電車通りより2本南の『二本通り』沿いの雑居ビルの1Fに入っている。通りに面しているわけではなく少し奥に入った左側に入口がある。
外観・店内
それにしてもバーの外観は様々だ。いかにも洒落た雰囲気のお店もあれば、入らないとステキさが全く分からないようなものまで色々。
この『池田バー』は、どちらかと言えば後者。入るまでは惹かれる要素はあまり見当たらないが、扉を開けて中に入ればなかなかステキな空間が広がっている。
店内はカウンター席が10席ほどにテーブル席が2卓ほど。老舗ならではの落ち着いた空間はとても心地良い。少し昭和な雰囲気。
カウンターは1枚板とかではなく、何枚かの細長い板を貼り合わせたもので濃い茶色。所々塗装が剥げているのが良い。椅子は昭和な雰囲気の赤いベルベッド。
カウンターの上の照明の傘が独特なもので、これがこのお店を思い出す時の大きな特徴の1つ。1度見たら忘れられない。
バックカウンターの真ん中には『池田Bar since1962』とある古そうな棚があり、これもかなり印象に残る。
もう1つ印象的なのがお酒の瓶の密集度。整然とではなく雑然とした感じで並べられているのが何だかとても良い。
メニュー
バーテンダーの方は三人ほどいらっしゃっただろうか、距離感は近過ぎない感じが心地良い。
ここで更に印象に残っていることがある。それがグラスだ。
他ではあまり見ないグラスでカクテルが出される。グラスがこうなるだけで随分と印象が変わるものなのだ。
好みからすると、ちょっと合わないかなとも思うのだが、たまにはこの感じも悪くはない。
まとめ
何しろ、いずれ還暦となるこの老舗のバーは雰囲気がやはり独特だ。印象に残るものがいくつもある。
ここに居ると暖かい優しい空気に包まれる気がする。そんな印象のバーである。鹿児島には沢山のバーがあるが、この雰囲気は他ではなかなか見つからない。
「池田バー」基本情報
最後に「池田バー」の基本情報を。
住所:鹿児島県鹿児島市山之口町10−20
電話:099-223-6833
営業時間:19:00~26:00
日曜休
その他:全面喫煙可 先日伺ったら全面禁煙になっていた
カード可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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