そう言えば熊本ではバーに行ったことがなかった。と言うわけで『立ち呑み食堂 ねぎぼうず』の後にちょっと寄ってみた
熊本最古のバー?
行ったのは『ねぎぼうず』から歩いてすぐのところにある老舗バー『木煉瓦』。創業は東京オリンピック開催の前の年1963年。
アクセス
熊本駅から直接行くのなら、路面電車だと『熊本城・市役所前駅』で降りると1番近い。大通りを少し戻って、十八銀行熊本支店とローソンの間の三年坂通りに入る。
すぐに右手に銀杏通りがあるのでそこを曲がる。通りに入ってすぐ左側にそのお店がある。
外観・店内
気を付けないと見落としてしまうようなひっそりとしたたたずまいだ。ひさしの下にぶら下っている店名の白い文字が浮かび上がった五角形の木の看板が目印だ。
少しへこんだところにステンドグラスの窓が付いた木の扉、そして『スタンドバー 木煉瓦』の木製の四角い看板。至ってシンプルである。これだけで良さそだぞと期待が膨らむ。
中に入ると先ず目に飛び込んでくるのが、カウンターの向こうに座っている白のバーテンダーコートに蝶ネクタイのオーナーバーテンダー。 多分80歳は超えていそうだ。
良い色のカウンターは10席ほどで濃いブルーの四角い椅子が並んでいる。小さなテーブル席もある。
お店全体はサッパリとシンプルな雰囲気。格子天井がなかなか素敵である。照明は50年は経っている黄緑っぽい色のガラスセード。優しい灯がこれまた良い。
バックカウンターにはかなり古そうなボトルも並べられてある。地震の時に割れてしまったものも多かったようだ。
絵が何枚か飾られているが、マスターの知り合いの画家が描いたものらしい。これがなかなか良かった。そして何点かの東南アジアっぽいお面。
スッキリとした店内は何か違う時間が流れているかのようだ。音楽はジャズではないのもまた面白い。
メニュー
先ずはラフロイグのハイボール。マスターがつくるのかと思いきや、奥から女性が現れてつくって下さった。
静かにゆっくりと時間が流れていく。
二杯で帰ることを決めて頼んだのは『ロブ・ロイ』。マンハッタンのウイスキーをスコッチウイスキーにしたものだ。
ロンドン、サヴォイ・ホテルのハリー・クラドック氏作で、毎年ホテルで開かれる聖アンドリューズ祭のパーティー用に考案された。
名前は、スコットランドの義賊『ロバート・マクレガー』のニック・ネーム『赤毛のロバート』からとったもの。映画にもなっているよね。
そう言えばこのカクテル言葉は『貴方の心を奪いたい』だったな。そこに意味は全くないのであしからず。
まとめ
と言うわけで、熊本で初めて入ったバー『木煉瓦』。他にも沢山バーはあるだろうが、最初が良いお店だったのはとても良かった。やはり老舗、続くには続くだけの理由がある。
どんな理由なのか?は是非行って感じてみて下さい。まあこう言うのは好みで色々感想はあるだろうけど、ボクにとってはここはとても居心地の良い空間だったのは間違いない。
「木煉瓦」基本情報
最後に「木煉瓦」の基本情報。
住所:熊本県熊本市中央区花畑町11−35 森山エイトビル 1F
電話:096-354-7831
営業時間: 18:00~翌1:00
日曜休
その他:全面喫煙可
チャージなし
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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