長崎は今日も雨だったという歌があるが、何度も伺っている長崎で雨だったことは1回だけだ。そもそも長崎の降水量は全国平均より飛び抜けて多い訳でないのだ。
1983年創業の野球チーム名でもあるバー
老舗と言うほどではないが、それでも35年以上続いているのだから、きっと地元で愛されているお店なのだろう。
現在のマスターは二代目。初代は二代目の父であり、その父もこの場所を店名だけ引き継いでほぼ今のようなお店で始めたらしい。
このお店の名前『ランプライター』は初代が監督兼捕手だった早朝野球チームの名前でもあるそうだ。
ランプライターという職業
電気が発明される前の街灯はガス灯。今のように自動で点灯するわけもなく、毎晩一つずつガス灯に明かりを灯し、朝が来れば明かりを消していく仕事があった。
それが『ランプライター』と言う職業だ。梯子を担いで街灯から街灯へと移動し、一日に大体70~80の数をこなしていたようだ。
それがこのお店の名前になっている。ちなみに、あまりセラーと言う言葉を使っているバーはないように思うのだがどうなのだろう。お酒を貯蔵する蔵の意味なんだろうけど。
アクセス
このお店は、思案橋停留所を降りて左手手前の『鍛冶市通り』を入って真っすぐ歩いて行くと、やがてスクランブル交差点。そこを右に曲がって歩いて行くと左手にある。
外観・店内
お店はシンプルな外観 の一軒家。石の壁には店名が彫られている。ランプを灯すランプライターのシルエットと店名のスタンド看板と袖看板が目印だ。
木の扉を開けて中に入ると店内は意外とこじんまりとしている。
カウンター7席、4人掛けのテーブル席が2つ。カウンターはL字だが角は丸くなっている。良い感じだ。
壁にはコースターが所狭しと貼られている。
天井にもすごい数の洋酒のブランドのトレイや水差しやアイスペール。棚にはミニュチュアボトル。
これらが創り出す雰囲気は誠に素晴らしく、これらを眺めながらお酒をいただけるのはなかなか楽しいものだ。
メニュー
チャージは税込みで500円、カクテルはこれも税込みで800円くらいから色々あるのでお好きなものをどうぞ。
敷居はさほど高くないだろう。
常連客とマスターが話しているのをBGMに一人ボーっとしている時間は悪くない。
まとめ
長崎でバーに行くことはなかったのだけれど、ここはなかなか雰囲気も良くてゆったりと落ち着ける空間だった。様々なお酒グッズのコレクションは一見の価値あり。
「ランプライター」基本情報
最後に「ランプライター」の基本情報。
住所:長崎県長崎市鍛冶屋町5−79
電話:095-823-2612
営業時間:19:00~25:00
日曜休
その他:カード可
全面喫煙可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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