宮崎グルメといえば、あの『地鶏の炭火焼き』を思い浮かべる方も多いだろう。
炭火に鶏の脂を入れてファイアー、その中で塩をかけた刺身でも食べられる新鮮な鶏もも肉を、一気に燻し焼きレアな状態で食べるというもの。
宮崎では古くから続く料理法で、鶏ももを骨付きのまま焼く方法とぶつ切りにしてから焼く方法がある。どちらにしても噛み応えがあって、噛めば噛むほど鶏肉の旨みが口の中に広がる。
宮崎「丸万焼鳥本店」
今回は1954年の創業、そんな『鶏もも焼き元祖の店』といわれている『丸万焼鳥本店』。本店と謳っていて支店がない場合もあるが、このお店は支店もちゃんとある。
アクセス
ニシタチの路地裏にひっそり佇むお店で、宮崎駅から歩くと20分は掛かるだろうから、やはりタクシーで向かうのが良いと思う。
店内
人気店だけに店内は活気にあふれている。
1Fは入るとすぐカウンターがあるが、2Fは座敷になっているので、一人でカウンターで軽く呑みながら夕食という使い方もありだし、何人かで行って座敷で宴会というスタイルもとれる。
メニュー
メニューがシンプルな分、そんなに長居することにはならないだろうから回転は速いと思う。どれだけシンプルなのか?というと、料理なら、
- もも焼き
- 手羽焼き(塩/タレ)
- とり刺し
- とりたたき
- 砂ずりやき
- もつ焼き
- 野菜サラダ
- おにぎり
- 御飯(大・小)
以上、潔く絞り込まれたメニュー。
でもまあ居酒屋とかではなく、食事処と考えればこれもありかもしれない。
あとは飲み物なら、
- 生ビール(中・小)
- 瓶ビール(中)
- ノンアルコールビール
- 白霧島
- 黒霧島
- 木挽
- 木挽ブルー
- 庄三郎
- まつのつゆ
- 冷酒
- 百年の孤独ハイボール
- 梅酒ソーダ
- 酎ハイ(レモン・グレープフルーツ)
- かち割りワイン(赤・白)
- ガラナ
- コーラ
- オレンジ
- ウーロン茶
- はちみつへべ酢
ちなみに『はちみつへべ酢』は『はちみつ平兵衛酢』、それで『平兵衛酢(へべす)』は宮崎県日向市生まれの香酸ミカンみたいだ。
それで、ここで当然食べるべきはやはり『もも焼き』になる。注文をすると、骨付きかカットして出すか(バラシ)を聞かれるが、ここは骨付きでお願いいたいところ。
ただ何人かで食べるなら、骨つきはそのままかぶりつことになって、皆では食べにくくなるのでカットしてもらった方が良いかもしれない。
テーブルにはエプロンがちゃんと完備されていて親切。この骨付きのままで食べるのは昔ながらみたいだ。
このスタイルは以前と比べると随分と少なくなってきたらしく、確かに何軒か食べたことがあるがみんな最初からカットされたものだったし、聞かれることもなかった。
先ずは『もも焼き』だが、他のメニューもちゃんと美味しく、『とり刺し』や『もつ焼き』も美味しい。ただやはり1番は『もも焼き』だろう。
それともも焼きに付いている鶏の旨みが凝縮された鶏スープ、これが優しい味でかなりの美味であった。
まとめ
このお店はどちらかといえば、サクッと食べて他に流れて呑むと言うのが良いのかもしれない。ステキなお店は沢山近くにある。
宮崎「丸万焼鳥本店」基本情報
さて、最後に「丸万焼鳥本店」の基本情報
TEL:0985-22-6068
住所:宮崎県宮崎市橘通西3丁目6−7
営業時間:17:00~23:00
日曜休(月曜日が祝日の場合は営業)
その他:全面喫煙可
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