『蕎麦と酒 湖月』を出て前の通りを右に少し歩くと通り沿いに一軒のバーがある。今のところ高知で唯一訪れたバーだ。
高知の老舗バー「フランソワ」
お店の名前は『フランソワ』。
だいたいどこに行っても、その土地で随分と昔から歴史を積み重ねてきた老舗のバーがあるものだ。迷ったら先ず1番古そうなところに行ってみるのも良い。
あちこちでそういうお店を探して入ってみるが、大きな外れは今のところない。そして、この『フランソワ』ももちろん外れではなかった。
元はホーム・バー?
このお店は3F建ての建物の1Fがお店になっている。元々はオーナーの両親が土地を購入して住まいにしようとしたものだ。
創業は昭和40年。最初は両親にキャバレーとかバーに飲みに行かないようにということでホーム・バーみたいな感じでつくったのが始まりだったようだ。何ともまあ贅沢な話。
まあそんなわけでお店は決して広くなくこじんまりとしている。ただやはり歴史を積み重ねてきているだけのことはあって、雰囲気はすこぶる良い感じだ。
今はここで学生の頃にバイトをしていた方が少しの間を空けて手伝い始めてオーナーの代わりにお店に立っている。これでしばらくはまだこのお店の灯は消えないだろう。
そんな老舗とは言え、お店の雰囲気は決して堅苦しい感じではない。かと言ってカジュアルすぎるわけでもない。ちょうど良い気軽に立ち寄れる場所だ。
メニュー
もちろんカクテルでもウイスキーでも何を飲んでも大丈夫だろうという安心感がある。柑橘系のカクテルが有名だったような気もするが、人それぞれ好きなものを飲めば良いのだ。
例えば『ラガヴーリン16年』。
コク深く味がしっかりしていて、潮っぽさ、スモーキーフレーバー、薬品臭、どれもをしっかりと感じることが出来る。
そして『ラフロイグ10年』。
ピート香とヨードの香りが強く、クセの強い複雑な味わい。ウィスキーで初めてプリンスオブウェールズに認定された英国御用達のウィスキーだ。
こんな2杯で帰ることもある。
まとめ
来店するお客さんは老若男女を問わず結構幅広い。あまり広くないはないので話好きの方が居るとじっくり静かに飲むという訳にもいかないが、それくらいの気軽な場所だとも言える。
とは言っても音楽などを流しているわけではないので、当たり前だが静かな時の店内は本当に静かは空間となる。
いずれにしても、高知で先ず何処かのバーに行こうかなと思い立ったら、このお店に行ってみても良いと思う。好みかどうかは人それぞれだが、決して悪くないバーだ。
高知「フランソワ」基本情報
最後に「フランソワ」の基本情報。
住所:高知県高知市追手筋1丁目9−4
電話:088-875-1644
営業時間:19:00~25:00
無休(大晦日、元旦休み)
その他:全面喫煙可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
フランソワ (バー / 堀詰駅、大橋通駅、はりまや橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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