ジョニー・ウォーカー飲み比べ…松江「山小舎」

松江「山小舎」

2002年に発表された『海辺のカフカ』という村上春樹の小説があった。

あの物語の中に『ジョニー・ウォーカー』なる人物が登場する。カフカに予言を与えた人物だ。そのいでたちはまさにウイスキーのジョニー・ウォーカーのそれと同じだ。

赤いジャケットにブーツにステッキに蝶ネクタイ。日本ではよく昭和の庶民のあこがれみたいな感じであちこちで登場していた。

何しろ大卒初任給二ヶ月分に相当した時期があったのだから驚く。その後は免税店で安く手に入ることから海外のお土産になったことも。今では簡単に手に入ると言って良いだろう。

とは言え、もちろんジョニー・ウォーカーも色々だ。千円ちょっとくらいで安く手に入るものもあれば、1万円を超えるそれなりの価格のものもある。

そんなジョニー・ウォーカーのブラック・ラベルのオールド・ボトルと今のものを飲み比べをさせてもらったことがある。

ジョニー・ウォーカー

ところでこの『ジョニー・ウォーカー』の始まりは19世紀、スコットランドのキルマーノックという都市で生まれた。創業者はジョン・ウォーカー。

最初は『Walker’s Kilmarnock Whisky』と名付けられていたそうだ。まだその時はブレンデッドではなくヴァッテッドモルトだったようだ。

やがて二代目が後を継ぎ、モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーのブレンデッドである『Walker’s Old Highland』を製造、これがジョニー・ウォーカーの原型となる。

そして三代目が『ジョニー・ウォーカー』のブランドをつくり、白ラベル(6年物)・赤ラベル(10年物)・黒ラベル(12年物)が生まれた。三代目はナイトの称号を手にしている。

その後ディスティラーズ社、ギネス社と買収され、青ラベル(最古年物)と黄金ラベル(18年物)が生まれることになる。色のラベルはジョニー・ウォーカーの歴史なわけだね。

そういえば、レーナード・スキナードが1973年にリリースした最初のスタジオ・アルバム『Pronounced ‘Lĕh-‘nérd ‘Skin-‘nérd』の『Poison Whiskey』にはジョニ赤が登場する。

The only thing that was wrong with him
Was Johnny Walker’s Red

映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の主題歌、エリオット・スミスの『Miss Misery』の歌詞にも出てくる。

I’ll fake it through the day With some help from Johnny Walker Red

他にも歌詞に出てくる曲があったはずだが…まあここではあまり関係ない。

1957年開店の老舗松江「山小舎」

松江「山小舎」

さて飲み比べしたのは島根県松江市のバー。ソ連で世界初の人工衛星『スプートニク号』の打ち上げに成功した年、1957年に開店して60年余りの歴史を積み重ねている老舗だ。

松江「山小舎」

店名は『山小舎』。松江にある繁華街の一つ『東本町』の一角にある。店構えは重厚感のある石造りの佇まい。

店内

松江「山小舎」

そして、そんな店構えに相応しい重厚感のある扉を開けて中に入れば、木とレンガを使った空間が広がっている。

松江「山小舎」

入って右手がカウンター席、左手がテーブル席と分かれている。更にテーブル席の奥には階段があったので2Fにも席があるようだ。

松江「山小舎」

重厚な店構えとは異なり、何となくカジュアルな雰囲気が店内に漂っている。店を切り盛りしているのは三代目のマスター。そして大学生数人のバイトの人たちも頑張っている。

松江「山小舎」

学生バイトが居るお店はどうしたって必然的にカジュアルな感じになる。これは好みの分かれるところだろう。

松江「山小舎」

マスターはお話し好きなのか、気を使ってか、結構気軽に絶妙のタイミングで話をして下さるので、一人で飲んでいてもとても居心地が良い。

メニュー

松江「山小舎」

チーズのお通しが出てくる。どこかで食事をした後にはこれくらいのつまみがちょうど良い。

何を飲むか?はいつものようにそれぞれお好きなもので良いと思う。伺った時はこんな感じだった。

先ずはハイボール。バーで飲むハイボールは当たり前だがやはり美味しい。

松江「山小舎」

続いてマティーニ。

松江「山小舎」

何かウイスキーを飲もうと思っていると、ここで『ジョニー・ウォーカー・ブラックラベル』のオールドボトルを勧められたので素直に従ってみる。

松江「山小舎」

現行品との違いがわかるようにとそちらも出して下さって呑んだのだが、確かにこれが明らかに違うのは良く分かった。
 
ただあまりウイスキーは呑まないので、果たしてどこがどう違うのか?を表現が出来ないのが残念だが、こういった飲み比べをするのもなかなか楽しい。
 
松江「山小舎」
 
そして最後は『X.Y.Z』で締める。

まとめ

実はこのお店、大橋川に架かる松江新大橋のたもとにある『やまいち』↓に二日連続で通った後に、同じように二日連続で伺ったバーだ。

松江でゼッタイ失敗しないおひとりさま居酒屋、それが宍道湖と中海をつないでいる大橋川に架かる松江新大橋のたもとに店を構える昭和39年創業の「やまいち」だ。

最初は一人で二回目は連れが居たが、二日連続で行こうと思えるだけの居心地の良さがあったということだ。

やはり老舗のバーというのは侮れない。違うところの方が新しい発見があって面白いこともあるが、滅多に訪れないような場所なら安心出来る方が良い。

そういう意味では、ここは間違いなく安心して過ごせる心地良い空間だ。是非、松江で泊まることがあったら行ってみて下さい。

松江「山小舎」基本情報

それでは最後に「山小舎」の基本情報を。

住所:島根県松江市東本町1-33

TEL:0852-21-1090

営業時間:月~木19:00~24:00

     金・土19:00~翌1:00

     日曜休(日月連休の場合は日曜営業、月曜休み)

その他:全面喫煙可

    カード可

    予約可

山小舎バー / 松江駅松江しんじ湖温泉駅
夜総合点★★★★ 4.0

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