いつの間にか移転したお店と言うのは意外にある。ここでも今まで数件出てきている。
移転して今でもそのまま続いているのならまだ良いのだが、色々な事情で残念ながら閉店してしまったお店だってある。
このお店も以前は東一連鎖街にあったが再開発で閉鎖。幸いにも2008年4月に現在のところに新たに開業したのだそうだ。ありがたやありがたや。
ビルに囲まれた国分町の一角にあり、知らないとなかなか辿り着かないようなお店である。それが今回のお店『酔亭よっちゃん』だ。
ただ以前は1Fがカウンター席で2Fが座敷席だったようだが、今は2Fは無く、カウンター席と 靴を脱いで上がるテーブル席が3つのレイアウトになっている。
ボクは移転前のお店には伺ったことはないが、移転前のお店のイメージを壊さないように心掛けて店内の装飾を仕上げたらしい。それって素晴らしいと思う。
このように、再開発で移転を余儀なくされても、移転前のお店のイメージを損なわないように別の場所で復活したという点では、まるで大阪の明治屋みたいだ。
仙台「酔亭よっちゃん」
さて、今回はそんな『酔亭(よいてい)よっちゃん』。
アクセス
『勾当台公園駅』から行くのなら、定禅寺通を歩いて行って、晩翠通と交わる一つ手前の道を右に入る。
以前紹介した『かん』を通り過ぎて更に進むと、『サウナ&カプセル キュア国分町』の看板が見えるので、そこの手前の狭い路地を右に歩いて行くとお店の看板を発見出来る。
外観
左手の更に細い路地を進む。玉砂利に石畳と言う、なかなかステキなアプローチになっている。
店内
お店に入るといきなりカウンター席が左に伸びている。後は靴を脱いで上がるテーブル席が3つのこじんまりとしたところだ。
決してオシャレとかキレイと言うわけではないが、真面目な印象を受ける店内になっている。真面目な印象って何?と言う方も居るだろうが行けばわかる。
メニュー
お通しが残念なお店には行きたくないが、ここは残念にはならない。
最初はやはり瓶ビールから始めたい。
銘柄は『キリンクラシックラガー』。熱処理したクラシックの方が、非熱処理のキリンラガーより苦めで、これぞ古き良き時代のビール。やはり美味しい。
酒の肴はいつ来ても素晴らしい。例えば『がぜ雲丹(殻付きの雲丹)。辛一杯の雲丹をスプーンで掬って食べる贅沢ななかなか嬉しい。
季節の旬も食べられるし、
安定安心の定番メニューも美味しいし、
何を頼んでも外さないのはやはり素晴らしい。
どれも間違いない。
美味しい。
〆には蕎麦もあるのが嬉しい。
お酒は日本酒の揃えがなかなか。例えば『乾坤一 特別純米 辛口』。
『綿屋 幸之助院殿 特別純米』に、
『日高見 純米 山田錦』、
『蒼天伝 特別純米酒』
『阿部勘 純米辛口』、
『萩の鶴 特別純米』。
と言うように、宮城の地酒が豊富に揃っている。
まとめ
東北一の繁華街国分町、少し脇道に逸れるとこのような素晴らしいお店がある。酒良し、肴良し、雰囲気良し、ゆったりとした時間を楽しむことが出来る。
「酔亭よっちゃん」基本情報
最後に「酔亭よっちゃん」の基本情報。
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2丁目8−31
電話:022-224-5667
営業時間:17:30~23:00(L.O.22:00)
日曜・祝日休
その他:予約可
全面喫煙可
カード可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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