さて今回は福岡空港の『ラーメン滑走路』のお店。今回は敢えて博多ラーメンではなくて、山形県は酒田市に本店を構えるお店。
酒田ラーメンの有名店「ワンタンメンの満月」
お店の名前は『ワンタンメンの満月』。
創業は昭和35年の老舗ラーメン店
本店の創業は1960年、昭和35年の老舗。初代店主が10年近くの修業の後に、現在も本店がある酒田市の東中の口町に店を構えた。現在は二代目だ。
酒田ラーメン
そもそも酒田ラーメンは、大正15年(1926年)に中国人が支那そば屋を出したのが始まりとされている。味や技術を学んだ弟子が次々と店を開いて次第に軒数が増加していったようだ。
基本の味は、思わず懐かしいと感じるようなスッキリとした醤油味。港町の酒田ならではのトビウオの焼き干しや煮干しや昆布などの魚介系のだしを効かせたスープが特徴。
そして酒田ラーメンの大きなもう一つの特徴が自家製麺比率が8~9割と言われるくらいに高いことが挙げられる。この比率は多分日本一なのではないだろうか。
そして一杯当たりの麺の量が意外に多い。だいたいが200グラムくらいだから、食べ応えは充分。中にはちょっと多いと感じる方も居るかもしれない。
ワンタンメンの満月
この『ワンタンメンの満月』も当然自家製麺。そして自家製の極薄ワンタンにこだわった正統派の中華そばだ。日本中からファンが集う有名店らしい。
このラーメン滑走路のお店は期間限定店のようだが、本店以外は宮城県仙台市の定禅寺通りにもう1軒のお店を構えている。
何だかこのロゴ見たことあるなと思っていたら仙台で見ていた。名居酒屋『一心』のすぐそばにあって、食べたことはなかったが印象的なロゴなので覚えていたのだ。
福岡空港ラーメン滑走路の「ワンタンメンの満月」
さて、ラーメン滑走路にある『ワンタンメンの満月』はスイーツの 『茶寮伊藤園』のお隣、『一幸舎』の前に店を構えている。満月が描かれた暖簾が目立つのですぐわかるだろう。
店舗
店内は照明がちょっと面白い形をしていて目立っている。基本は黒ベースに板がうまく使われていてお洒落な雰囲気。
厨房に向いたカウンター席と、その後ろには向かい合わせの長いカウンター、そして奥にテーブル席というレイアウト。スッキリとした店内。
メニュー
店に入ったら先ず券売機で食券を購入。
- 小ワンタンメン 650円
- 極薄ふわとろワンタンメン 880円
- 極薄ふわツル塩ワンタンメン 930円
- 極薄ふわとろ煮卵ワンタン 980円
- 極薄ふわツルスタミナワンタンメン 980円
- 極薄ふわとろチャーシューワンタン 1,050円
- 極薄ふわツル冷やしワンタンメン 1,080円
- 豚丼 650円
- おかわりしたい庄内米の白飯 200円
- 追加ワンタン4個 200円
- おつまみセット(ハーフ玉子・メンマ・コロコロチャーシュー) 300円
- 玉子 100円
- 麺大盛り 150円
- 岩のり 200円
- メンマ 200円
- コロコロチャーシュー 300円
- 生ビール 600円
- 瓶ビール 600円
- ノンアルコールビール 400円
- 黒烏龍茶 300円
- コーラ 300円
- オレンジ100%ジュース 300円
極薄ふわとろワンタンメン
やはり最初は基本となる『極薄ふわとろワンタンメン(880円)』あたりを食べるのが良いのではないかと思う。
数種類の煮干しと鶏ガラなどを合わせて炊いたスープはスッキリ味。魚介出汁の醤油味が美味しい。
麺は中細のやや縮れ麺。意外に歯ごたえしっかりでスープによく合っている。そしてやはり麺の量は結構ボリュームがある。
本店とは違って180グラムと若干少な目にしてあるとはいえ、うあはり大盛りくらいの感覚だからこれだけで結構もう充分。
チャーシューはしっかりとしている。小さく切られたチャーシューがそれとは別に入っているが、これが多分コロコロチャーシューなんだろう。これも美味しい。
更にシャキシャキメンマに刻みネギ。そしてまさにメインともいうべき『極薄』のワンタンが入っている。このワンタン、確かにフワフワでとても美味しい。
まとめ
どこかなつかしい優しい味のするいわゆる中華そばではある。
但し、自慢の極薄ワンタンが入っていることで、一般的な中華そばとは一線を画している。これはやはり食べるべきだ。
「ワンタンメンの満月」基本情報
最後に「ラーメン海鳴福岡空港店」の基本情報。
住所:福岡市博多区大字下臼井782番地1 国内線ターミナルビル3F 「ラーメン滑走路」内
電話:092-611-0855
営業時間:10:00~21:45(L.O.21:00)
無休
その他:完全禁煙
※同フロアに喫煙スペース有
ワンタンメンの満月 ラーメン滑走路 (ラーメン / 福岡空港駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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