さて、今回は正確には居酒屋ろは全く言えない。でもお酒が飲めて美味しい料理が食べられて、居心地が良ければそれはある意味ボクにとっては居酒屋なのだ。
札幌「八仙」
札幌の狸小路の『魚菜』があるビルは『三松ビル』。それにニューを付けた『ニュー三松ビル』と言うビルが、狸小路から歩いて5,6分のところにある。
その地下1Fにあるのが『八仙』という今回のお店だ。
外観はきっと好みが分かれるだろう
地下に下りた1番奥にあり、看板には『炭火焼 八仙 塩ホルモン』と書かれている。入口手前の壁にはポスターやチラシが規則性もなくベタベタと貼られている。
やたらと近藤房之介のものが目立つきがするのだが、他にも色々だ。ブルース系のミュージシャンのライブのものが多かった気がする。
他にも段ボールやら発泡スチロールの箱やら、ビールケースやらが雑然と置かれていて、お世辞にもキレイな店構えとは言えない。
なので、この外観を見た瞬間に『オッ、これはかなり良さそうだぞ』と思う方と、『オヤオヤこれはちょっとな』と思う方に分かれるに違いない。
そして、もしも『これはちょっと…』と思う方が居たら、それは店の中に入ると更に強まるに違いない。
店内は更にそうなる
中も同じようなに壁一面に色々貼られている。その中でも、やはりサイモン&ガーファンクルの2009年札幌公演のポスターがとても印象深い。
これを見ると、必ず後楽園球場(当時はまだ東京ドームは未だなかったのだ)で演った初来日のライブを見に行ったことを思い出すのだ。
まあそれはさて置き、壁もそんな感じで凄いのだが、店内自体がなかなか面白い。まるで、厨房の中にお客様の席をつくってみました、と言う感じなのだ。決して大袈裟ではない。
仕切りがあるわけでもなく、七輪が真ん中にいくつか収まっている二列の長テーブルの周りに調理や洗い物をするところや冷蔵庫などがあるのだ。
確か予約は出来たはずで、しかもこう見えて実は結構な人気店。関西弁のおっちゃん2人が切り盛りしていてなかなか面白いのだ。
ただ営業しているかどうかも含めて電話をしていった方が良いかもしれない。先日札幌に行った際に、久しぶりに行こうと思って電話をしたが全く出ず。
取り敢えず近くに居たので直接行ってみると何と夏休み中。これはかなりショックを受けた。最近は滅多に行けない札幌、そこでジンギスカンと言えばもうこのお店なのだ。
メニュー
先ずお通しが出てくる。ここのお通しは今も変わらなければ『山わさびの乗った刺身くらげ』だ。これが意外に美味しい。このお店の入口の食べ物として相応しい。
そして、ここでは当たり前のように頼むというか、『塩ジンギスカンで良い?』という感じで、結構厚目に切られたキレイな色の肉が出てくる。
塩だれの付いたこのお肉を軽く焼いて食べれば、これが臭みもないしあっさりしているし、柔らかいし、とにかくこれは間違いなく美味しい。
白髪ねぎ・唐辛子・ゴマ油で味付けしたタレにつけて食べると更に美味しい。お酒は種類がないが、このお肉にはビールかハイボールでもう充分。
そしてもう一品、ゼッタイに食べるべきは『牛トロライス』。白いご飯の上に、牛肉のミンチを凍らせたものと、タレとのりをふりかけたもの。これもやたらめったら美味しい。
まとめ
いずれにしても、ここで食べたことを思い出すと、また今すぐにでも食べたくなるようなお店なのだ。
もう少しわかり易く言うと、ある日、ここに伺う前に『魚菜』、狸小路市場の立ち食い寿司、そしてここの後に『バーやまさき』と梯子をしたことがある。
またある日は、ここの前に『あんぽん』、その後はホテル『ドーミーイン』で部屋呑みなんてこともあった。
他のお店で充分満足した後でも、その後の場所が決まっていても、ちょっとだけでもと、ついついここに来てしまうのだ。
先日もお店は開いてなかったがだったが、行ったのは『魚菜』で結構色々飲んで食べての後だった。まあそういうお店なのだ。
そう言えば、塩成吉思汗『八仙』大通と言うお店がある。HPを見ると、こちらのお店もなかなか良さそうだぞと思うのだが、
当店には系列店等の店舗はありませんのでお間違えないようお願いします。
と出ている。なのでこの『八仙』とは関係がないのだろう。そして実際間違える方も多いんだろう。確かに紛らわし過ぎる。
残念ながらこちらには伺ったことがないので何とも言いようがないが、今回の『八仙』は間違いなく当たりのお店であることだけは間違いない。
札幌「八仙」基本情報
最後に「八仙」基本情報。
住所:北海道 札幌市中央区 南五条西 4 ニュー美松ビル B1F
電話:011-533-2228
営業時間:不明
その他:全面喫煙可
予約可
八仙 (焼肉 / すすきの駅(市営)、すすきの駅(市電)、豊水すすきの駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
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