
『寧』と言う字は、元々『寍』と書いて『心が落ち着く様子』を表現しているのだそうだ。
大阪「寧」

これに神様へのお供えに使う台『示』を省略した『丁』を組み合わせて『安らか』の意味で使われるようになった。
そんな一文字『寧』を屋号にしているお店が、大阪は天満橋にほど近い坂道の途中にある。

建物の中に入ってもすぐには店内とはならず、左手の廊下を行くとそこに扉がある。そんな僅かの短い空間でも期待感が膨らむと言うものだ。

木の扉を開けて中に入ると、左手には様々な陶芸が飾られている。そして右手にはカウンターが伸びている。すっきりとしたシンプルなつくりだ。

ここはいわゆる大衆酒場っぽい感じはなく、あくまでも和モダンの洒落た雰囲気になっている。

男一人でも女性と2人でもちょうど良い。女性といかにも大衆酒場と言うのも悪くはないが、たまにはこういう雰囲気も良いだろう。
メニュー

箸置きが可愛い富士山。何て言うことはないがこの店の雰囲気に何となく合っている。生ビールはジョッキではなくグラスで出てくるのも同じこと。

ここのお通しが良い。こんなのが出てくると一気に期待感が上がる。

コースもあるようだがもちろん単品でも頼むことが出来る。

6つの味が楽しめる『前菜盛合わせ』。先ず見た目が良い。色々な味が楽しめる。そしてとても美味しい。見た目だけで味は…と言うことにはならない。

カウンターの向こうにある冷蔵庫には日本酒がびっしりと入っている。その上には焼酎も並べられている。どちらにしても選択肢は色々あるので楽しい。

通年扱えるものばかりではなく、その時期毎のものが揃っているところが良い。例えば夏なら但馬の酒『香住鶴 生酛 吟醸純米 夏酒』と言った具合だ。

面白いメニューがある。三種類の地酒とそれに合う肴三種をセットで出してくれる『三酒三菜』がそれだ。
高知県西岡酒造の『久礼 超辛口 特別純米 生原酒 花河童』、神奈川県大矢孝酒造の『残草蓬莱 特別純米 出羽燦々60 槽場直詰生原酒』、

三重県タカハシ酒造の『天遊琳 手造り純米酒 夏純』。

それぞれに合う肴とお酒が入った御猪口が1つの更に乗せられて出てくるのだが、その見た目もなかなか良いのだ。

『うにとアボガドのわさび醤油掛け』は想像以上に美味しい。

料理名通り、うにとアボガドとわさび醤油が合わさるとこんな風に美味しくなるものなのかと感心してしまう。そして美味しいからまたお酒を注文することに。

合わせるのは山形県米鶴酒造の『米鶴 超辛純米』。

そして『万願寺唐辛子の肉詰め』。

そのまま、万願寺唐辛子に肉を詰めたものだが、これもやはり美味しい。そして美味しければ更にまた違うお酒を頼んでしまう。

合わせるのは山形県米鶴酒造の『米鶴 超辛純米』。

メニューに『うなぎのサンドウィッチ』と言うのがあった。

結局頼まなかったが、次回のお楽しみになる気になるメニューだった。他にも惹かれるものが結構あってまた来てみたくなるお店だ。
まとめ
たまには小綺麗な場所で飲みたいとなったらここは結構お勧めだ。美味しい料理と様々なお酒が楽しめる。
まさに、店名の『寧』のようにとても安らかな気持ちになれる、心落ち着く素敵なお店なのである。
「寧」基本情報
最後に「寧」の基本情報。
TEL:06-7174-3058
住所:大阪府大阪市中央区石町2丁目1−7 天満橋グリーンコーポラス 001
営業時間: 17:00~24:00(L.O 23:00)
月曜休
その他:カード可
完全禁煙 (お店前に灰皿あり)
予約可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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