金沢駅構内にある「黒百合」のことは以前に紹介しているので、今回が2回目になる。もちろん行っている回数はもう少し多い。
金沢「黒百合」
今回は 今の時期にしか食べられない金沢おでんの王様とも言える『かに面』を食べたくてその『黒百合』を目指した。
ところが行ってみると、何と仕込中の時間。すぐには食べられない。でもまあそのうちに出来上がるだろうと店内へ。おでんの舟の正面のカウンターに座る。
おでんの舟は6つに仕切られており、かなり大きい。それが3つも並んでいる姿はなかなか壮観。見ているとあれもこれも食べたくなってくる。
なので『かに面』が無くても充分満足出来る。ここの出汁はやはり美味しい。昭和28年の創業以来注ぎ足しながら今に至る出汁だからそれはそうだ。
以前も食べたが『どじょうの蒲焼』はお酒には本当にピッタリ。日本酒も良いが焼酎もありだ。
これは『せんな漬』だったか。これもお酒にバッチリ。
かに面
そして『かに面』。
しばらくして『本日のおすすめ』的な手書きのメニューが配られたのだが、そこに『香箱かに』が載っていた。普通に食べても良し、おでんで食べても良し。
実はこの『かに面』、 金沢には夏に行くことが多くて食べたことがなかったのだ。夏でもおでんは食べられるが、この『かに面』は夏には食べられない。
でっ、『かに面』 とは 『香箱かに』の身・内子・外子などを一度甲羅から外して詰め直したものを蒸し上げておでんの出し汁で煮たもの。
その元になる『香箱かに』の漁が毎年11月初旬から12月末 くらいまでなので、冬の一定期間しか食べることが出来ないのだ。
何だか見た目はこんなものかと言う感じだったが、箸を入れて中が出てくると一気に美味しそう!となる。
そして実際かなり美味しい。お酒を飲んでこのかに面を食べてボーっと過ごすなんてまさに至福の時。と言うわけで冬の金沢の1つの目的を無事果たせた。
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