今回は四国は高知県高知市から、はりまや橋からなら歩いて数分で着くお店。
名店『酒亭どんこ』も近い。
なので当然『西鉄イン高知はりまや橋』からも近いのだ。飲んでもすぐ宿泊先に帰ることが出来るのはありがたい。
はりまや橋はがっかり名所?
観光地として有名な『はりまや橋』だが、『がっかり名所』なんて言われ方もしている。
他にもある「がっかり?名所」
ちなみにここ以外のがっかり名所は?というと札幌の時計台もそうらしい。
確かにビルの谷間にポツンとある時計台は、えっ!?ここなの?となる可能性大。他には長崎のオランダ坂や沖縄の守礼門なんかもそんな風に言われている。
はりまや橋
土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見たよさこいよさこい…竹林寺のお坊さん純信と恋人の鋳掛屋の娘お馬の恋物語、その舞台として有名なはりまや橋。
元々は、江戸時代に堀川を挟んで商売を行っていた豪商、播磨屋と富商櫃屋がお互いの往来の為に架けた、簡素な木造りの私橋だったそうだ。
その後何度か架け替えられたり堀川が埋め立てられたりしたらしいが、今でははりまや橋公園として整備され、小さいながら堀も復活。
橋もいくつかのヴァージョンがその堀の上に架けられているが、そのうちの一つ、朱色の欄干のはりまや橋は、全国から寄せられたイメージを基に江戸期の橋として再現したものらしい。
高知「葉牡丹」
そんなはりまや橋から歩いて数分のところ、ビルに挟まれた二階建ての古い建物がある。それが『居酒屋葉牡丹』。
60年以上の歴史を積み重ねたお店
何しろこのお店は、創業60年以上と言う老舗大衆酒場である。国道32号線沿いにあるこのお店は両側をビルに挟まれ少し窮屈そうだ。
瓦屋根の古い建物で二階にぶら下がる赤提灯や、異人さん?がビールを飲む暖簾が目印。その暖簾を潜って中に入るとカウンターは結構埋まっていることが多い。
しかも客は老若男女さまざまで、地元の人も居れば観光や仕事の人も居る。要は人気店なのである。
店内
奥に広いお店で、カウンターの先にはテーブル席もあるし、二階にも席があるようでキャパは結構ある。
ただそれぞれが独立している感じなので、カウンターに座ればそこは一人でも居心地の良い空間となる。
カウンターの中ではおばちゃんたちがせっせと働いており、その姿や対応はなかなか良い感じなのだ。
長年積み重ねてきた時を所々に感じるがそれが良い味を出していて雰囲気も良い。
メニュー
メニューは大衆酒場らしく豊富で安い。いかにも居酒屋定番メニューから旬のものや高知ならではのものもあって、もちろんお味も良いのだからそれは人気だ。例えばこんな感じ。
創業当時から変わらない秘伝のタレと味の、『串フライ盛合せ』とビールで始めると良い。5本で3百円くらいという安さも驚きだが、これが結構美味しいのだ。ビールにもピッタリ。
『ちゃんばら貝』も美味しい。
鰯の稚魚『どろめ』があれば食べておきたい。
季節は違うが、穴子の稚魚『のれそれ』があればそれも食べておきたい。
『よこ(まぐろ)の刺身』も同様。
多くの人が食べている『スタミナ豆腐』や『若鶏の足』もなかなか美味しそうだ。
『きびなご塩焼』もお酒が進む。
当然高知と言えば『鰹』だが、高知の場合だと初鰹は3~4月がおいしい旬の時期、丸々太った戻り鰹なら9~10月が旬のピークのようだ。
冷凍ものしかない時期にはちゃんと明記しているところが良心的。『うつぼ』も食べられる。
お酒も色々揃っている。もちろん最初は瓶ビールからか。
日本酒も色々。『土佐鶴』とか、
『酔鯨高育54号』とか、そこそこ種類はある。
あまり飲み過ぎないように注意したい。
まとめ
とにかく60年以上も続いている大衆酒場だけに、メニューの種類も豊富だし、何を注文しても外れはないし、そして安い。良いお店です。
高知「葉牡丹」基本情報
最後に「葉牡丹」の基本情報。
住所:高知県高知市堺町2-21
電話:088-872-1330
営業時間:11:00~23:30
ランチ11:00~14:00(日曜・祝日はランチ無し)
その他:全面喫煙可
予約可(4名以上)
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
居酒屋 葉牡丹 (居酒屋 / 堀詰駅、はりまや橋駅、デンテツターミナルビル前駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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