鹿児島は桜島のおかげであちこちに温泉がある。そして公衆浴場の殆どが天然温泉の立ち寄り湯になっている。
例えば天文館で飲む前↓にひとっ風呂浴びてからと思い立ってもすぐに行ける温泉もある。
もちろんラーメン↓を食べた後でも良い。
空港↓から市内に来てすぐに行ってもOK。
鹿児島市内ど真ん中の天然温泉「霧島温泉」
それが『霧島温泉』。鹿児島市内なのに霧島温泉なのだ。霧島温泉郷の温泉施設ではない。鹿児島市のど真ん中、天文館にほど近いところにある天然温泉。
とは言え、昔ながらのレトロな銭湯という雰囲気なので、好き嫌いはあるかもしれないが、温泉好きなら1度は行っておきたいところ。
場所
天文館あたりに宿泊しているなら、ホテルからタオルとシャンプーとボディーソープを持っていけば良い。例えば『かごしま天文館プラザホテル』↓からなら10分ちょっとで行ける。
市電が走る通りと国道3号線の間にあって、高見馬場電停、加治屋町電停からなら5分くらいの距離だ。
昭和レトロな銭湯
外観からして昔ながらの銭湯と言う感じだが、中に入っても期待を裏切らないレトロな雰囲気が漂っている。
料金は大人390円と安い。小学生が150円で未就学だと80円。回数券10枚綴りを買えば1回当たり360円になる。
男女分かれている入口のドアを開けると、そこは銭湯だけに番台におばちゃんが座っている。そこでお金を払って中に入るシステムだ。
この銭湯は木製の建物。敢えて鉄筋に建て替えないのだそうだ。ロッカーは鍵なしだが、確か小さな鍵付きロッカーがあったと思う。
天井には秋田杉を使っているらしい。
脱衣所も板敷だし、木が中心になっている内装はやはり落ち着く。
30円で使えるドライヤーにしても、
(ちなみに持ち込みドライヤーの電気代だと50円笑)
年季の入ったマッサージチェアにしても、
どこを見てもレトロ感満載でとても良い雰囲気なのだ。
タイルに有田焼を使っているという浴室はど真ん中に湯船があって2つに仕切られているが温度差はあまり感じず。そんなに広くはないが混んでないのでゆったり入れる。
サウナもあるし水風呂もある。
壁面のタイル画は昭和25年からのものだそうだ。そしてそれは富士山でも桜島でもなく裸婦なのが面白い。
泉質
泉質は『塩化物泉(含食塩・芒硝重曹泉)』、泉温は49.8℃でpH値は8.3。
加水していない、いわゆる源泉かけ流しだが、浴槽内の毛髪等を除去する為のヘアーキャッチャーとリラックス効果を高めるジェット噴射装置の為に循環している。
塩素系薬剤を使用しているようだが塩素臭は全く感じられない。ぬるぬるすべすべな感じのお湯は気持ちが良い。
まとめ
鹿児島市内ど真ん中で天然温泉に入れるというのはかなり幸せ。ホテルに温泉大浴場があるところもあるが、こういった場所で入るとまた気分が違って良いのだ。
レトロで清潔で気持ちの良い『霧島温泉』、鹿児島中央駅周辺や天文館あたりに宿泊されたら是非行ってみて下さい。
「霧島温泉」基本情報
最後に「霧島温泉」基本情報。
住所:鹿児島市西千石町6番20号
電話:099-222-4311
営業時間:6:00~22:30
毎月15日休
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