人それぞれ自分の『普通』があると思うが、果たしてその普通は他の人にとっても普通なのか?と言うとそう言うわけでもないらしい。
人によってはその普通が『かなり良い』にもなるし、『その程度』にもなりうる。例えばバーの評価などはかなり好みがそれぞれ分かれるのではないだろうか。
いずれにしても『普通』と言うのは案外難しいものだ。普通に良いとをつくるのも保つのも大変なことだと思う。
さて、今回はいわゆるその『普通』に良いなと思えたオーセンティックな名古屋のバーである。お店の名前は『バーンズ』。
アクセス
1907年(明治40年)の老舗酒場『大甚本店』から非常に近い場所にある。大甚がある交差点からだと広小路通を栄に向かって歩いて行く。
二つ目の曲がり角を右に曲がる。静かな長島町通を少し行くと左手、すぐのところだ。
外観
白地に黒くシンプルに『BAR BARNS』とある袖看板が目印の普通のビルだ。階段の所にはあれこれとルール的なことが書かれている。
当店をより一層楽しんでいただくために・・・
・当店は携帯電話の電波が届きません。予めご了承下さいませ。
・ボトルやカクテル等の接写にての撮影は構いませんが、フラッシュ撮影並びにスタッフを含む第三者が写り込むようなアングルにての撮影はお断り致しております。
・当店はシガー、シガリロ、パイプ等、香りの強いお煙草はお断りさせていただいております。
・ごゆっくりおくつろぎいただける(わりと)静かなBARです。が、あまりにも騒がしい方、隣のお客さまにご迷惑をおかけする方、おことわりです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
フムフムいちいち煩いわと感じる方が居るかもしれないが、逆にそう言う方は入らないだろうし、むしろ入らないでねと言う感じか。
ある一定のお店の雰囲気を保つ為には、意外にこういうのもありなのかもしれない。嫌いじゃあない。
ビルの階段を下りて行くとまず1つ目の扉。中に入ると右手と正面に2つの扉がある。
最初の扉は禁煙で、奥が喫煙可になっているようだ。喫煙と禁煙に分かれているわけだ。もちろん別々の空間で禁煙の方がどうなっているのか?はわからない。
店内
至って普通のオーセンティックなバーである。でも最初に言ったように、この普通に良い感じと言うのはなかなか難しい。そういう意味ではここは見事に普通に良いのだ。
席数は24席。カウンターとボックスに分かれている。ボックスは3つ。お酒がたくさん並んでいるのは当たり前なのだが、その置かれ方が素晴らしく良い。
置かれ方なんてどこも変わらないと言う方も居るだろうが、そんなわけはなく、やはりセンスが良い悪いはあるし、好みも色々あるわけで。
そして接客もなかなか素晴らしい。何かとても良い感じなのだ。何がどう良いのかは説明しにくいが、一言で言えば気分が良くなる接客と言うことだ。
こういうお店では何を飲んでも美味しいだろう。
『アードベッグ・ウーガダール』のハイボールしか飲まなかったが、とても美味しかった。
チャージは1,300円。これを高いと感じるかどうかは人それぞれだろうが、まあ妥当な線かもしれない。
まとめ
普通に良いバーである。普通に居心地が良い。それが保たれていると言う意味ではやはり良いバーなのだ。短い時間しか居なかったが充分楽しめた。
基本情報
では最後に『バーンズ』の基本情報
住所:愛知県名古屋市中区栄2丁目3−32 アマノビル
電話:052-203-1114
営業時間:[月~土(水除く)] 18:00~翌2:00
[日・水・祝] 18:00~24:00
定休日なし
その他:予約可
カード可
喫煙と禁煙別々のお店になっている
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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