『あらばしり』とは?
今回は『陸奥八仙 吟醸 あらばしり生 シルバーラベル』。これは以前にも1度出てきたことがあったね。
この『あらばしり』とは、日本酒をしぼったときに一番初めに出てくるお酒のこと。
圧をかけずにもろみの重さだけで自然にでてくる部分で少量しか取れない。
華やかな香りと荒々しさが特徴だ。
ちなみに中間に出てくるものが『中取り』で、最後に出てくるものは『せめ』だね。最初と中間と最後はどこからどこまでと厳密には決まっていない。
このお酒をグラスに注ぐと『おり』がうっすらと含まれている。陸奥八仙らしいフルーティーな香りと美味しい甘味はいつもながら安定している。
アルコール度数は17度だが、非常に軽快ですいすいと呑めてしまうのも、いかにも陸奥八仙。但し、そこは無濾過無調整の生原酒、ただ軽快なだけではない。
ラベル
陸奥八仙のラベルの定番デザインは変わらず。ただこのあらばしりの『陸奥』と『八仙』、『mutsu hassen』の文字はシルバーで、いかにもこのお酒のイメージ通りのものになっている。
右端にある『吟醸あらばしり』の文字もグレーっぽくて良い感じだ。
以前呑んだ時は瓶の肩掛けのところに『限定 吟醸 あらばしり』と短冊が斜めに貼られていたけれど、今回はメインラベルに移っているわけだね。
左下のいつもの『駒井庄三郎』の赤い落款がアクセントになっている。
そしてラベルの上には加熱処理をしていない生酒の証として、丸く黒と銀の『生』のラベル。
裏のラベルもいつものようにデータが掲載されている。
安定安心の『陸奥八仙』シリーズはやはりいつ呑んでも美味しい。
データ
産地 | 青森県 | 容量 | 720ml |
蔵元 | 八戸酒造 | 日本酒度 | -1 |
度数 | 17% | 酸度 | 1.6 |
精米歩合 | 60% | アミノ酸度 | 非公開 |
原料米 | 華吹雪/まっしぐら | 酵母 | 非公開 |
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