倉敷は岡山駅から電車で20分も掛からない所にある。なのに岡山駅周辺とは全く違う雰囲気。海運の拠点だった倉敷は徳川幕府の直轄『天領』だったこともあるのだろう。
そんな倉敷の中でも老舗の焼き鳥のお店が今回の『金平』。創業は昭和23年と既に70年を越えているんだからこれはやはりスゴイ。
「人生最高レストラン」登場の「金平」
ところで、ボクが彼方此方訪ねたお店の多くに良く飾ってあるのを見掛けるのが、角野卓三氏のサインなのだ。今まで随分とお目に掛かっている。
そしてこの『金平』も、ボクは見ていないがTBSで土曜日の23:30から放送されている『人生最高のレストラン』で角野卓三氏が岡山の好きな焼鳥屋として2019年1月12日に登場したそうだ。
アクセス
場所はJR倉敷駅から歩いてすぐ近くなのが良い。南口を出て右をロータリー沿いに歩く。右の階段を下りて少し進んだら最初の左斜めの道に入るとすぐにそのお店がある。
外観・店内
正方形の袖看板は上が『元祖 やき鳥』、下が『酒亭 金平』。
蛙が乗った石の照明や藍に白抜き暖簾、古そうな切り株に『備中国倉敷 金平』と書かれた看板などなどなかなか外観からして良い雰囲気である。
木の引き戸が何とも良い感じだ。優しい灯が中から漏れている。平仮名で『きんぺい』と書かれた三枚暖簾の左端が敢えて巻き上げられている。そこをくぐってお店の中に入る。
入ると先ず右手にL字カウンターがすっと伸びている。
左手もカウンター。壁には古そうな絵や様々な置物などなど良い感じ。
細長いお店だが途中軽い仕切りがある。
よく見ると昔からのものなんだろう、色々と飾られており、まさに老舗ならではの雰囲気。
とても素敵な雰囲気だ。ただ椅子が小さくて少々座り難いかもしれない。
メニュー
先ず最初に突き出しの『湯豆腐(380円)』が提供される。これだけでもかなり満足度が高まる美味しさだ。
そして焼き鳥。だいたい二本で390円。これは言うまでもなく美味しい。
胡椒が振りかけられていて味が濃いのでお酒がついつい進んでしまう。
『かしわ』、
『せせり』、
『ささみしそ巻き』。
お酒はある程度揃っているが、それぞれの種類は少ない。
ただ『喜美心』は飲んでおきたいところ。ちょうど『立春朝搾り』があったので注文。冷なのかと思ったら燗だった。
おでんの舟のようなところに大きな御猪口とお酒のお燗の容器が温められているて、そこから提供される感じがまた良いのだ。
御猪口には『名作 喜美心 カミココロ』と書かれており、
蛇の目の中心には『金平』の赤い文字。
これもなかなか良い。
と言うわけで、何もかもが『良い』とかなり満足度が高いお店であった。
まとめ
混んでくるとまた違う雰囲気になるのかもしれないが、開店してから時間が経っていない時に訪ねたのだが、かなりの居心地の良さ。
そして美味しい焼き鳥を肴に気持ち良くお酒が飲めるお店で、これは名店と言っても全く問題のない素晴らしいお店であった。
倉敷「金平」基本情報
最後に「金平」の基本情報
TEL:086-422-5350
住所:岡山県倉敷市阿知3丁目1−9
営業時間:17:00~21:00
日曜・祝日休
その他:全面喫煙可
予約可
カード不可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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