広島に行くことはそんなに多くはないが、行くことがないからこそ、たまに行くならお店選びで失敗はしたくないと言うものだ。
ならば『酒肆 なわない』だろう。この『なわない』の前の『酒肆』、大阪の名店『門』の前にも付いていた。
広島「酒肆 なわない」
広電市内線『銀山町電停』から歩いて5分程のところにあるお店。
アクセス・外観・店内
とは言え、実は初めてだとなかなか辿り着かない方が居るかもしれない。ボクもそうだったが、近くまで来てもお店を探して周りをウロウロすることになる。
簡単に行き方を書くと、先ず『銀山町電停』 を下りたら、左手前に見える郵便局のところの細い道を入っていく。やがて左手にファミマが見えてくる。
その先にはなかなか良く出来たネーミング『天国にいちばん近い案内所』と言う無料案内所。更に進むと自転車屋さんがあるので、手前の細い道を左に曲がる。
男一人でこの通りに入るのはすこしばかり気が引けるが、周りのお店は気にせずに左側の3つ目のビルに入る。このビルも気が引ける(行けばわかる)。
そして細い階段を地下に下りて行く。そうすると一部の人の間では多分有名な壁をぶち抜いたお店の入口に到着する。
店内は正面に10席ほどのカウンター席。その他テーブル席と小上がりがあるが、こじんまりとしつつ窮屈な感じでもないちょうど良い広さだ。全体は木の印象。
結構 渋い居酒屋なのだが、場所柄なのか、多分同伴であろう男女が居たりするのがなかなか面白い。悪趣味だがその会話を肴に飲めてしまうのだ。
メニュー
綺麗な色と木目の厚目の板を使ったカウンター奥の黒板には、色々と美味しそうなものが書かれているが価格はないスタイル。
手元にはお酒のメニュー。全国各地のものと広島のものとそこそこ揃っている。正一合で提供されるのはわかるが、やはり価格はない。
それと一品メニュー。こちらももちろん価格は載っていない。意外にこう言ったお店も多いが、よほどでない限り想定外の描かうにはならないのでご安心を。
先ずはビールとお通し。お通しは『ポテサラ』。
自家製だろう。なかなかイケる味わいだ。
色々と食べてみたいものもあるが、やはり先ずは『刺身の盛り合わせ』は頼んでおきたいところ。当たり前だが新鮮で美味しい。小いわしは特に美味。
みょうがとピーマンを細く刻んで鰹節をかけてもろみ味噌で食べるシンプルな肴は、そのままの名前『みょうがピーマン』。
そして、頭までついている『穴子白焼き』。山葵が一切れ毎に乗っかている。山葵好きとしてはこれは嬉しい。
日本酒は広島の地酒を当然頂きたい。例えば『小笹屋竹鶴 純米原酒』。
ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝の生家である竹鶴酒造のつくったものだ。
呉の榎酒造がつくった『華鳩 生酛純米』はぬる燗で頂きたいところ。
まとめ
他にも頼んでみたい料理やお酒が色々とある、また行きたくなるお店だ。お酒も料理もお店の雰囲気も、あの入口のインパクトに負けず、充分に満足出来る。
良いお店でした。
「 酒肆 なわない」基本情報
それでは『酒肆 なわない』の基本情報。
TEL:082-248-0588
住所:広島県広島市中区銀山町12−10
営業時間: 18:00~24:00
日曜休
その他: 全面喫煙可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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