今回は別府からだ。
チョロ松
別府で温泉に入った後はやはりビールが飲みたくなる。夏なら尚更だろう。そんな時にお勧めしたいのが、すぐ近くにある『チョロ松』だ。
屋号は現オーナーの父である先代の奥さんが実家で飼っていたネコの名前だそうだ。おそ松くんとは関係がなかった。それはそうだ創業は1955年だし。
斜め向かいの駐車場には猫が毛づくろいをしていた。暑いだろうに。もちろんこの猫はチョロ松ではない。
『地酒』と『かも吸』の相合傘のマークがこのお店の目印なのだが、この感じ、なんだかとても可愛らしい。
ガラス戸を開けると中は昭和な感じ。右には背もたれ付きの古そうな椅子がずらりと並んだカウンター、狭い通路を挟んだ左側はこれまた幅がさほど広くない小上がり。奥にも小上がり。
煙草を吸うかどうか聞かれてカウンターの手前の方に座る。多分軽い分煙にしているのだろう。境界線だと吸わない方は辛い場合もあるかもしれないけど。
この日の開店は18時。グルメサイトなどの情報では17時だったり17時半だったりだが、日によって違うのかどうかは定かではない。行くなら事前に電話をした方が良いかもしれない。
カウンターはまだ良いが、座敷はこの日はほぼ予約でいっぱい。まだほぼ埋まっていなかった時点でグループ客が今日は座れるかなと来店したが既に入れず。かなりの人気店なのだ。
さて先ずは湯上りのビール。銅製のジョッキで登場する。これだと冷たさ持続という気がしてちょっと嬉しい。
さて何を食べるべきか?揚げ物やかも吸などは19時からとなっている。メニューは置いていない。黒い板に書かれたものが奥の方にある。写真に撮らせて頂いて吟味する。
やはり魚は何か食べておきたい。これは『こち肝和え(900円)』。味が結構濃いめなのだが、それがお酒にはちょうど良い。
合わせるのは麦焼酎の『銀座のすずめ』。麦にしては少し個性的だが、是非ロックで飲んでいただきたいところ。
あとこれも美味しかった『ポテトサラダ』。
そして締めはやはりコレ、『カモ吸(1,300円)』。ネギやごぼうや豆腐と共に、カモの身や内蔵がゴロゴロ入っていぐつぐつと煮立っている土鍋がやって来る。
暑い夏だからこそこういうものが良い。澄んだスープはカモの骨や皮でダシをとったもので本当にとても美味しい。
汁を一口飲んだら、思わず美味いな~とうなってしまうかもしれない。これをこの店で外してはゼッタイにダメだと思う。そば入りもあるのでお腹が空いていたらそちらをどうぞ。
この『かも吸』は全国発送しているようだ。多分そのうちこれは注文してしまうだろうと思いながらアッサリ完食。大満足。
まとめ
これで5,120円。生ビール1杯に焼酎ロック3杯に以上の料理でなら決してCPは悪くはないだろう。何にしても美味しいものが美味しいお酒と共に味わえるのだ。しかも心地良い空間でだ。
バイトさんたちは皆、別府にある国際大学の留学生で片言の日本語で一所懸命働いている。昭和居酒屋に外国人というのは違和感を感じないでもないが、慣れれば却って微笑ましい。
別府に来たらここは是非行ってみてほしい。
「チョロ松」基本情報
最後に「チョロ松」の基本情報。
住所:大分県別府市北浜1-4
電話:0977-21-1090
営業時間:17:30~23:30 ※確認が必要
月曜休
その他:喫煙可
予約可
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