JR函館駅周辺でさてどこで何を食べようか?となると、色々と沢山あり過ぎて困るというところなのだが、そんな中で伺ったことのあるお店を一気に紹介。
1.星龍軒
2018年4月28日(土)をもって閉店してしまったお店だが、それでも載せておきたいのが、JR函館駅から5分くらい、朝市とは少し離れている塩ラーメンの有名店の1つだった『星龍軒』。
伺った時も開店前から行列が出来ているようなお店だった。4人掛けのテーブル席が4つとカウンター席が5席ほど。相席はしない上にラーメンが出てくるまでも少し時間が掛かっていた。
『中華料理星龍軒』だから色々とメニューはあるのだが、やはりココの人気は塩ラーメン。ラーメンだけでは物足りないならお得なセットメニューも。
ラーメンは塩か醤油を選べる。セットは5種類の中から選べて、あんまん・肉まん、カレーライス、シューマイ・ライス、炒飯、中華飯。700~850円とリーズナブルで美味しい。
昭和26年創業のまさに老舗だったが、無くなったのは残念な話だ。ある意味地元の普通の中華屋さんだっただけに、観光客が押し寄せたのが閉店に拍車をかけたのかもしれない。
2.駅二市場活いか釣堀
JR函館駅から歩いて2分のところにあるのが函館朝市の駅二市場。
ここはその函館朝市の中心部にある大きな室内型の市場。安くて新鮮な魚貝類や塩干物や函館のおみやげ品、衣料品やお菓子、そして食堂まである。
『ピュアホワイト』の生を買って食べたりするのも楽しい。
この市場の中央にはイカの生け簀が置かれた活いか釣り広場なるものがあるのだがここが意外に楽しいのだ。
朝早起きしてここに来れば、ここでその朝獲れたばかりのいかを釣ることが出来る。まあ早起きしなくても良いのだが、まだ沢山生簀でいかが泳いでいる時間の方が釣りやすいはず。
値段設定はその日の漁によって毎日変動するが、だいたい500~1,700円程度。釣るのはさほど難しくはない。イカの耳に針を引っ掛けて竿で釣り上げるだけだから子供でも釣れる。
ただ足に針を引っ掛けてしまうと反撃にあって墨をはかれることがあるそうなので注意。墨ではないにしても釣り上げると水を掛けられることもあるので濡れても良い恰好でどうぞ。
それで釣ったいかはどうするの?と言えば、バケツに入れられてそのままイカ刺し職人の手に。その後すぐに見事ないか刺になって出てくる。
鮮度はもちろん釣ったばかりだから抜群。透き通った身がコリコリしていてとにかく美味しい。釣堀とは言え、やはり自分で釣ったいかを食べのはなかなか楽しい思い出になるのだ。
TEL:0138-22-5330
住所:北海道函館市若松町9-19 駅二市場
営業時間:6:00~14:00
不定休
その他:全面禁煙
3.きくよ食堂本店
函館朝市の仕入れ業者がよく出入りするカウンター10席ほどの食堂としてスタートしたきくよ食堂は、市場内仲通り中央にあって、黄色い看板に緑の暖簾が目印。
働く人も黄色いトレーナーに緑のエプロン。創業は昭和31年の歴史ある老舗だが、10年ほど前にリニューアルしている。
本店から一分も掛からないところに支店もあり、ラビスタ函館ベイホテルに隣接する函館ベイ美食倶楽部という飲食エリアにも支店がある。更に新千歳空港にもあったりする。
ここのごはんはオリジナルの炭炊き蒸し釜戸で炊かれる。釜戸がカプセル型で内釜を包み込んだ状態で炊くらしく、これによって美味しいご飯が炊きあがるそうだ。
お米も道産米特A『ふっくりんこ』というお米を使っていて拘りを感じる。
『三種お好み丼』は、うに・いくら・えび・ほたて・かになどの中から好きなものを三種類選べるというもの。岩海苔みそ汁と漬け物が付く。
他にもさまざまな丼やら定食やらどれも美味しそうなものがメニューに並んでいる。そして当然食べれば大満足。そこはやはり老舗の安定・安心の味だ。
TEL:0138-22-3732
住所:北海道函館市若松町11-15
営業時間:[夏季]5:00~14:00
[冬季(12/1~4/末)]6:00~13:30
年中無休(元旦除く)
その他:全面禁煙
カード不可
4.朝市食堂函館ぶっかけ
JR函館駅から歩いて1分で着く選択肢の多い場所『函館朝市どんぶり横丁』。その中の一軒がこの『朝市食堂函館ぶっかけ』だ。
函館朝市は1945年に戦後の闇市の一部から始まった。1956年今の場所に移転、その後2005年にリニューアルしたこの建物には函館の美味しいが目白押し、飲食店が15軒ひしめいている。
どれもこじんまりとしたお店でどこで食べて良いのか迷ってしまう。実際にどんなお店が入っているのか?といえば、この『朝市食堂函館ぶっかけ』以外にもこれだけ入っている。
- 鮨処 はこだて
- くうどん亭
- 朝市食堂 馬子とやすべ
- 櫻桂
- らーめん旭
- お食事処 史実
- すしの鮮昇
- 朝市の味処 茶夢
- 朝市 あけぼの食堂
- 朝市御食事処 道下商店
- 一花亭 たびじ
- 味鮮 まえかわ
- 恵比寿屋食堂
- いくら亭
多分どこで食べても美味しいんだろうが、函館朝市に店を構える弥生水産直営の食堂だから間違いないとチョイス。結果それは正しかった。
安くて美味しい海鮮がいろいろと食べられる。その中でも先ずはやはり店内の生簀で泳いでいるイカは食べたいところだ。
生姜醤油で食べれば、こりこりとしていて甘くて本当に美味しい。やはり鮮度は大事なのだ。お供はサッポロクラシックの生をどうぞ。
そして食事なら『大名盛1500円(税抜)』。自家製の一押しいくら、活ほたて、かに、ネギトロ、甘エビ、生うにが散りばめられたお椀にこれまた美味しい塩辛とみそ汁つき。
量はそれほどでもないが充分に満足出来る。もちろん他にも様々などんぶりや定食や焼き物や汁物と美味しいが沢山。
軽く食べてもガッツリ食べても良いし、軽く呑むのでも良いし、要するに使い勝手が良いお店と言える。
TEL:0138-27-0841
住所:北海道函館市若松町9−15
営業時間:6:00~14:00
不定休
その他:全面禁煙
5.吉岡食堂
JR函館駅から歩いて朝市の通りに行くと奥の方にあるのがこの『吉岡食堂』。『うに むらかみ 函館本店』の少し手前にあるこの小さなお店。
テレビに取材されたことがあるらしく、その時の様子の写真をラミネート加工して飾っているのが何とも微笑ましい。
食堂とは言っても食べるスペースは店の前のテーブルか脇から入った中の狭いスペースくらいしかないが、食べ歩き感覚で気軽に使えるお店だ。
ミョウバン不使用の活うに千円は高いのか安いのか?は何とも言えないが、帆立と共にはこだてビールを呑めばそれなりに満足出来る。
TEL:0138-22-5739
住所:北海道函館市若松町9−6
営業時間:不明
不定休
6.朝市炉端五聚富
お店は『函館朝市ひろば』の前、『きくよ食堂本店』の隣にある。『五聚富』は『ごしっぷ』と読むらしいがまあこのセンスを気にしてはいけないのだ。
店の上を見ると『夕張メロン』の看板。以前のお店のものなんだろう。中はかなり広くてテーブル席とカウンター席があるが、なんだか海の家のような雰囲気。
海鮮を自分たちで焼きながら食べるスタイルなので、ここも気軽にサクッと利用出来る。意外なことに日本酒も揃っているのが嬉しい。
TEL:0138-76-8762
住所:北海道函館市若松町11−16
営業時間:6:00~22:00
無休
その他:全面喫煙可
カード可
7.海光房
JR函館駅からは歩いて3分程度の近さ。昼間も営業していて海鮮丼や定食が中心、夜は活物や焼き物が中心の海鮮居酒屋のお店だ。
中に入ると大きな生簀には様々な魚介で圧巻の風景。キャパはかなり広く100席以上あるだろう。掘りごたつの部屋やテーブル個室に加えて、テーブル席、カウンター席もある。
10トン近くあるのではないか?という大きな生簀にこれでもかというくらいに海産物が並んでいる。何を食べても当然美味しいに違いない。
この時は『四季粋花亭』の後に『ホヤ』を食べたくて寄り道したお店。なので本当に『ホヤ』くらいしか食べなかったが、最初からここなら海鮮三昧だろう。
TEL:050-5869-7468
住所:北海道函館市若松町11−8
営業時間:11:00~14:00(L.O.13:30)
17:00~23:00(L.O.22:00)
不定休
その他:分煙
カード可
予約可
まとめ
というわけで行き当たりばったりで、実際に行ったJR函館駅周辺のグルメ情報だったが、当然他にも良いお店が沢山あるのだろう。
特に『うに むらかみ 函館本店』は本当は行きたいところだったが、何せ行列がすごくて並ぶ気にはなれなかった。でも並ぶべきだったかもしれない。
Comment