リピートするお店としないお店というのがある。何が基準になるのか?と言えば、やはり居心地の良さとなるだろう。
もちろん料理やお酒の品揃えも大事なのだが、居心地が良くなければ、なかなかまた足を運ぼうという気にはならないのだ。
高知「居酒屋とくさん」
今回は徳島で最初に訪れたお店だったはずの『居酒屋とくさん』。今回が二回目の訪問だ。先日伺った『食彩遊真』に行こうかとも思ったが、やはりまたここに行きたくなったのだ。
アクセス抜群
先ずここはアクセスが良い。JR徳島駅を出て右へ、アーケードのポッポ街を過ぎて最初の道を右に行くともう到着だ。2分くらいだろう。
外観
『食彩遊真』もそうだったが、黄色い回転灯が回る看板が見える。あちらでは少し違和感を感じたが、ここではそれが妙にしっくりとくる。店構えの問題だろう。
見上げるとフグに『とくさん』と書かれた看板や、魚介の絵に囲まれた『阿波の味』の看板、赤地に白抜きで『居酒屋とくさん』の看板、『鯛めし』ののぼり…かなり賑やかだ。
確かにお店が連なる明るい通りと言う訳ではないので、これくらいアピールが必要なのかもしれないが、それもあってか、それとも既に評判のお店だからか、ほぼいつも大盛況。
正面には提灯と大きな暖簾にはそれぞれ『居酒屋とくさん』の文字。定番メニューが掛かれた看板もあって、価格はなかなかリーズナブル。内容も惹かれるものが結構あり期待が持てる。
入口は少し奥まったところにある。脇には階段があって二階に上がると宴会場になっているようだ。
店内
中に入ると紺のはっぴの店員さんたちが迎えてくれる。左がカウンター席で右がテーブル席。カウンターは8席ほど。奥にもまだ席があるようで、細長いつくりだが意外に広そうだ。
外観もそうだが、店内もいかにも大衆酒場の風情。ただ美味しいものが出てくるだろうという雰囲気だ。どこが?と言われてもハッキリこうだからとは言えない。嗅覚がそう伝えるのだ。
メニュー
先ずお通しが出てくるのだが、やはりすだちが添えられている。すだちは徳島で生まれた柑橘系果実で、その全国シェアはほぼ100%と聴いたような気がする。
周りを見ると、お通しは1種類ではなく何種類もあるようだ。そのどれもが美味しそう。やはりお通しがちゃんとしているお店は良い。
メニューを見ると美味しそうなものがズラリと並んでいる。刺身も肉も鍋も何でもござれという感じだ。
ここで食べるべきは刺身だろう。その日その日で様々な新鮮な魚が仕入れられている。色々あるが迷ったら『刺身盛合わせ(1,500円)』で。
魚も良いが、徳島なのだから『阿波尾鶏』も是非食べたいところ。『モモ串』は1本250円するが、これがかなり美味しい。好みはあるだろうがタレではなく塩で食べた方が良いと思う。
鶏肉ではなく牛肉も食べておきたい。『阿波牛』の中でも一部にしかその冠が与えられない『一貫牛』の『ミノ塩焼(500円)』は酒の肴にはもってこいだ。
別にここでなくても食べられるが、定番中の定番メニュー『ポテトサラダ(350円)』は自家製なので、試しておきたい。
阿波のソウルフードとかいう『フィッシュカツ』がこれまた美味しい。
『カツオ』も薬味たっぷりで塩で食べれば幸せな気分。
お豆腐も四代目桑原豆腐店と言うところがつくる『おっさん豆腐』というもので、これもやはり美味しい。
お酒は色々と揃っているが、日本酒もまあまあの揃え。徳島の地酒なら『芳水純米生酛(600円)』。独特の酸味とコクがあって美味しい。
『金陵ひやおろし純米原酒生詰(700円)』も濃醇な味わい。旨みの強いものがお好きな方ならきっとお気に召すに違いない。
まとめ
徳島駅近の名店『居酒屋とくさん』は刺身も阿波尾鶏も一貫牛も食べられるメニュー豊富でしかも外れがない美味しいお店。
日本酒の揃えもそこそこあって、おひとりさまでも居心地が良いので、出張時に夕食がてら尋ねるときっと満足出来るはずだ。
徳島「居酒屋とくさん」基本情報
最後に「居酒屋とくさん」の基本情報。
住所:徳島県徳島市寺島本町西1丁目42 EBISUビル
電話:088-654-1930
営業時間:11:00~13:30
17:00~23:00
日曜休
その他:全面喫煙可
予約可
カード可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
とくさん (居酒屋 / 徳島駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6
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