青森と言えば先ず思い出すお店が二軒ある。
青森「六兵衛」
そのうちの一軒が『ふく郎』なのだが、こちらは既に紹介済み。なので、今回はもう一軒のお店を。
アクセス
ここは『ふく郎』同様に、横に雪が降っているように感じる中でも歩いて行く価値がある。
ただ、歩くと言っても青森駅から5分程、 雪の中を歩くのが嫌だったら、ちゃんと屋根がある新町通りの歩道を真っすぐ歩いて行くと良い。ここなら歩き易い。
その新町通りを進んで行くと、やがてデイリーヤマザキが角に見えてくる。その交差点を右に曲がり県道120号線を進んで行く。
最初の大きな交差点を渡って左を見れば櫓型の置き看板が見える。ここにも屋根がある。お店はもうそこだ。ただお店は1Fにあるわけではない。
階段を降りてB1Fに行けばお店の扉がある。
ちょっと暗めの急な細い階段なので躊躇する方が居るかもしれないが中に入ればなかなか良い雰囲気である。
店内
店はさほど広くはない。8人ほどが座れるカウンター、そしてカウンターの後ろに仕切られて座敷が12席くらいか。昭和歌謡が流れている。
地元の方には結構人気のようなので、一人と言えども予約可能なので予約してから行く方が良いだろう。
照明は裸電球ではなく金魚ねぶたの灯なので、店内は結構暗めだ。1人で呑むには、なかなか居心地が良い空間だ。
お店を始めてからは既に40年近く経っているので、店全体がとても良い色になっている。紙に黒と朱の墨で書かれたメニューの文字1も何だか良い感じだ。
メニュー
外が寒くても店内は暖かい。
となるとビールから始めても良いだろう。 お通しは?と言うと『バイ貝の煮付け』が出てくる 。
楊枝を刺してクルクルと廻しながら最後までちゃんと出るとこれが嬉しかったりする 。 良い具合に味が染みていてこれだけでも酒が進む 。
日本酒なら 『田酒』 が嬉しいことに600円で飲める。
これはなかなかCP抜群ではないか。
他のお酒も皆安い。
ここで食べるべき1つは、やはり 『いかげそ揚』 。 いかげそのから揚げ+ダシの効いたツユ=揚げびたしみたいにしたしたものだ。
とにかくこれは美味しいのだ。少し甘いのでこれだけ食べていると飽きてしまうが、その時は七味をガッツリ入れるとまた違う味になって更に旨くなる。
これで600円なのだからやはり良い。 サービス品の 『刺身の三点盛り』に至っては450円。量も1人だとこれくらいがちょうど良い。
『こまいの生干し焼』はこれで400円。
まあどれもお安い。
安いけどその味は間違いなく美味しい。
大将も優しい方で決しておしゃべりではないが、それがまた良いのだ。黙々と仕事をしている。北国の素晴らしい酒場がここにあるのだ。
まとめ
青森駅でどこに行こうか迷ったらココ!と言えるのがこの『六兵衛』。もちろん他にも青森駅周辺には素晴らしい酒場があるが、ここも外せない。
何しろ雰囲気は良いし、居心地は良いし、お酒も料理も安いし、こんなところでこんな価格で飲んで良いの?とついつい嬉しくなるお店だ。
「六兵衛」基本情報
最後に『六兵衛』の基本情報。
住所:青森県青森市古川1丁目17−2 及川ビル B1F
電話:017-776-5639
営業時間:17:00~23:00
日曜休
その他:全面喫煙可
カード不可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★(5★満点)
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