月の輪酒造店
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月の輪酒造店
岩手県紫波郡紫波町高水寺字向畑にある月の輪酒造店の創業は明治19年(1886年)だが、
それ以前は麹屋を営んでいたようだ。
前九年合戦で陣を構えた源義家が、池に源氏の旗印である太陽と三日月が浮かぶのを見て勝利の現れと信じ一気に厨川の柵へ攻め入ったという伝説が残っているのがこの蔵の近くにある蜂神社の辺り。
後に陸奥守鎮守府将軍藤原秀衡がこの池を訪れ、その吉兆の話を聞いて池を円形に修理しその中に太陽と三日月を模った島を作ったのが今に残されていてこれを『月の輪形』と呼んだと伝えられている。
その『月の輪』を蔵の名前にしているのが、
岩手県紫波郡紫波町高水寺字向畑にある月の輪酒造店だ。
もともとは麹屋を営んでいたようだが、
明治19年(1886年)に酒造業を創業して今に至っている。
月の輪 滓酒 生
その月の輪酒造店のお酒が今回の『月の輪 滓酒 生』。
出来上がった醪を槽掛けという旧来の方法でお酒を搾ってタンクに移した時、
タンクの下の方に沈殿物~滓がたまる。
月の輪酒造店では、
製品の約7割をこの方法で搾るのでたくさんの滓がたまる。
それを純米・大吟・本醸などと各種類に分けず、
同じタンクに集めて出来上がったのが今回のお酒なのだ。
色々な種類のお酒のエキスが混然として複雑美味な味わいのこのお酒、
普通のにごりに比べて濃厚だが意外にスーッと呑める。
ラベル
非常にシンプルなラベルで真ん中に大きく『滓酒』と書かれているだけのものだが、
印象に残る筆字だ。
また、
『月の輪酒造店』の落款の赤が非常に効いている。
裏ラベルもシンプル。
なぜか900mlとなっているのを手書きで直して1800mlにしているのは、
間違えて貼ったのか?流用したのか?はわからない。
注意書きの札が瓶に付いている。
生の活性酒だから気を付けないと噴き出すことがあるというやつだね。
データ
産地 | 岩手県 | 容量 | 1800ml |
蔵元 | 月の輪酒造店 | 日本酒度 | 非公開 |
度数 | 17% | 酸度 | 非公開 |
精米歩合 | 非公開 | アミノ酸度 | 非公開 |
原料米 | 国産米 | 酵母 | 非公開 |
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