槽口からひしゃくで1本1本手汲みした贅沢なお酒『神開純米吟醸生原酒ひしゃく酒vol.1』

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藤本酒造

1763年創業の『藤本酒造』は、
滋賀県と三重県との県境である甲賀忍者の里として知られる甲賀市にある。

もともとは『宝一』の名で清酒を造っていたがあまり酒質が良くなく困り果て、
当地の山村神社のご神託を奉じて井戸を掘ると良質の水が湧き出し美味しいお酒をつくることができるようになった。

それで酒名を『宝一』から『神開』〜神様のお告げにより出来た清酒〜と名付け、
現在に至っているらしい。。

その藤本酒造がつくったのが、
『神開純米吟醸生原酒ひしゃく酒vol.1』。

その名前の通り、
上槽時に中取りの最もバランスの良いところを槽口からひしゃくで1本1本手汲みした贅沢なお酒なのだ。

きょうかい酵母のなかで最も香り高い酵母、
吟醸香の成分のうちのひとつであるカプロン酸エチルを非常に多く生成することができる『協会1801号』を使っているのでリンゴ様の吟醸香。

まろやかな甘み、槽口直汲みらしい炭酸ガスのフレッシュ感…、
後口のキレも良く、爽やかで美味しいお酒だ。

ラベルは上に『ひしゃく』の文字、
下に『神開』の文字。

その間にひしゃくでお酒を汲んでいる微妙な感じのイラスト、
これが妙に印象に残るのだ。

肩部には黒字に白抜きで、
『純米吟醸吟吹雪vol.1』の短冊がまっすぐ貼られている。

裏ラベルにはお酒データが書かれているが、
1番下には『顔ヲ上ゲテ　目ヲ逸ラスナ　アリノママノ世界カラ』と書かれている。