今回は山形県米沢市のお店。居酒屋と言うよりも割烹と言った雰囲気の素晴らしいお店が『加津』である。
米沢で飲むとなると選択肢が少ないわけだが、ここがあるから問題なしと言わしめるだけのお店である。
アクセス
JR米沢駅から車で5分程、薄暗い通りにひっそりと佇むお店がある。バスなら山交バス45大町四丁目 徒歩2分、山交バス43大町徒歩3分、山交バス43住之江橋徒歩5分。
歩いて行くとなると20分くらいは掛かるだろう。旭町通りをひたすら真っすぐ、最上川を越えて更に真っすぐ。超えて3つ目の信号を右に行くと右手にお店の袖看板が見えてくる。
外観
一軒家の立派な店構えは居酒屋と言うよりも割烹と言った雰囲気である。エントランスの正面には桔梗紋が浮かび上がっている。
右手にある入口は庇があり、これまた立派な暖簾。5枚暖簾で『加津』。真ん中にやはり桔梗紋が入っている。格子の引き戸を開けて店内に入る。
店内
外観と同じように店内もいわゆる大衆酒場とはまた違った雰囲気である。入って左側が肘置きの窪みがある綺麗なカウンター、右手には座敷。明るく清潔感のある店内だ。
メニュー
結論から言うとここの料理は非常に美味しい。
何でもないようなものでも何かが違う。
多分丁寧に作られているからだろう。
どれもこれも外すことはない。
途中で自家製のリンゴの漬物がサービスで出されたがこれがなかなかまた美味しいのである。
料理に大将の人柄がそのまま味に出ている感じだ。
女将さんも非常に優しく親切な方で好感が持てる。
非常に居心地の良いお店である。
お酒は山形の地酒が色々ある。
山田錦を使用し大吟醸同様に仕込んだお酒、『雅山流』のコンセプトそのままに様々な制約に捕われず自由な発想で仕込んだ新藤酒造の『九郎左衛門 裏・雅山流・粋華』
大正時代に開発された山形県の幻の酒米『酒の華』を復活栽培させて60%まで磨き低温発酵で醸した純米酒、中沖酒造店の『純米 酒の華』。
山形県産の美山錦を原料に精米60%まで磨き上げ、飯豊山系の柔らかい伏流水で醸したお酒を気温2度・湿度90%の安定した『雪室』の中で熟成させる若乃井酒造の『旬宝』シリーズ『雪室熟成 特別純米 夏宝』。
などなど、どれも本当に美味しいお酒を揃えられている。
まとめ
先ずお店の雰囲気が良い。それは大将と女将さんの人柄も含めてである。そして丁寧に作られた料理と美味しいお酒。見事に全て揃っている良いお店である。
「加津」基本情報
では最後にこのお店の基本情報を。
住所:山形県米沢市大町4丁目4−29ページ
電話:0238-23-2833
営業時間:17:00~21:30
日曜休
その他:全面喫煙可
おひとりさま居心地レベル:★★★★★ (5★満点)
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