天吹 純米 生酒 ULTRAMARINE Hommage a Jaques Mayol

天吹 純米 生酒 ULTRAMARINE Hommage a Jaques Mayol 29BY

ボクは家で週末に日本酒をよく飲むのだが、その殆どはネットで取り寄せることが多い。たまたま取り寄せたものがなくなった時にリアル店舗で買うくらいだ。

いつも決まった銘柄というのは特にない。その時その時で何となくこれは良さそうだぞという当てにもならない勘で選んでいる。

それで、取り寄せるようになってどれくらい経ったんだろう?とふと購入履歴を見てみたら、もう今年が9年目だった。9年と言えば小・中学生を終えるだけの年月だ。

だから、当てにもならないと思っていた勘も、案外当てにならないものがではなくなってきているという気もする。

日本酒のラベル

それで、以前は他のブログで自分の飲んだ日本酒のラベルの写真を記録していたことがあることを思い出した。

今にして思えば、ずっと記録しておけば良かったとも思う。

日本酒のラベルって可愛いのがあったりカッコイイのがあったりと、眺めているだけでも意外に楽しかったりするものだ。

レコードのジャケット、とはちょっと違うかもしれないが、それでもその商品の『顔』なわけで、特に最近は面白いものが結構ある。

そんなわけで、最近家飲みした日本酒のラベルの写真を記録としてたまに載せていこうかなと考えている。

それで先ずは、今家に転がっている既に飲んでしまったお酒のラベルから始めることにする。

天吹 純米 生酒 ULTRAMARINE Hommage a Jaques Mayol 29BY

天吹 純米 生酒 ULTRAMARINE Hommage a Jaques Mayol 29BY

映画「グラン・ブルー」

リュック・ベンソン監督の1988年公開の映画『Le Grand Bleu(グラン・ブルー)』。

この映画は、実在のダイバーであるジャック・マイヨールの協力を得て映画化したものだ。

何でもきっかっけはジャック・マイヨールが母親の葬儀に参列する為にマルセイユに行った時にリュック・ベッソンと出会ったことから始まったようだ。

ジャン=マルク・バールがジャック・マイヨール役、ライバルのエンゾ・モリナーリ役(エンゾ・マイオルカがモデル)にはジャン・レノ。

この映画は何度見ても決して飽きることがない。見るたびに面白い。

それで、このジャック・マイヨールがが人類史上初めて素潜りでなんと100メートルを超える記録をつくったのが49歳の時。

その後、更に55歳で105メートルの記録をつくっている。これはかなりスゴイ事実だ。事実は時々想像の向こう側にまで達することがある。

ジャック・マイヨールをオマージュしたラベル

そんなわけで、そのジャック・マイヨールをオマージュしたラベルの日本酒がある。

もしそのラベルに『天吹』という文字がなければ、まるでワインか何かのラベルみたいにしか見えない。

今まで随分と色々な日本酒のラベルを見てきたけど、その中でもこれはかなり好きなラベルの中に入るものだ。

濃紺の地に白く、カモメや海や雲や太陽などを描いているもので、これはかなり素晴らしい出来栄えだ。

佐賀とジャック・マイヨールの関係

天吹 純米 生酒 ULTRAMARINE Hommage a Jaques Mayol 29BY

ところで、このお酒は佐賀の元禄年間創業の天吹酒造がつくったお酒。なぜ唐突にジャック・マイヨールなのか?というと答が裏のラベルに書いてあった。

なんでも、彼が10歳の時に佐賀の唐津でイルカに出会って海の虜になったという話。それで佐賀とジャック・マイヨールが繋がるわけだ。

この話は実は知らなくて、今回このお酒を飲むことになって初めて知った次第。日本酒のラベルからジャック・マイヨールと海との関わりのキッカケを知るとは思わなかった。

彼は大の親日家だったらしく、千葉の館山に別荘があったらしい。その上、日本のTVにも何回か出演したこともあるようだが、これは残念ながら見た記憶はない。

マイナス5℃の氷温庫で生熟成

さて、この『天吹 純米 生酒 ULTRAMARINE Hommage a Jaques Mayol 29BY』だが、生酒をそのままマイナス5℃の氷温庫にて瓶貯蔵した生熟成のお酒。

度数15%、精米歩合60%、原料米さがの華、日本酒度+7、酸度1.8、アミノ酸度非公開、酵母はいちご酵母・月下美人。

丸みのある口当たりとすっとした飲み口で、非常に飲み易く美味しいものだった。

そして久し振りに『グラン・ブルー』を見たくなった。

もしも見ていない方がいらっしゃったら是非見て下さい。もちろん好みは色々だけど、これは結構おススメです。

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