岡山に泊まることはそんなに多くはないが、そんな少ない夜をこのお店でとまた思わせてくれるお店がある。それが今回の『季節料理 かたやま』。
岡山「季節料理 かたやま」
屋号の通り、 片山孝夫さん、布海子さん夫妻と息子の雄太さんで切り盛りしている家族経営のお店。
アクセス
場所 JR岡山駅からこのお店までだったらわざわざ岡電に乗らなくてもだいたい15分ほど歩けば着いてしまう。
岡山電気軌道『西川緑道公園電停』からなら、 西川通りから一本入った通りを抜けて、更にまっすぐ進んだ裏通りにその店はある
マンションの1Fに店を構えていて昼間だと見過ごすかもしれないが、夜になれば派手な暖簾が掛かっているのですぐにわかる。
まだお店はそんなに古いわけではなく、開店したのは2011年だから10年も経っていないが評判が良い店だ。
外観
それにしても、この店構えだと普通なら白いシンプルな暖簾とかが似合いそうなのに、なぜこの暖簾なの?という疑問はいつも忘れて聞かず終い。
でも他とは違う少しばかり違和感を感じるこの暖簾だからこそ記憶に残るというものだ。
そんな暖簾の隙間から中を覗くとだいたいいつも満員状態なので、やはりここは予約をして行かれた方が良いと思う。
ある日も一歩違いで三人組が先に入ろうとしていて無理かと思ったが、ちょうど二組同時くらいに出るところだったらしく何とか入ることが出来た。
店内
店の中へは玄関で靴を脱いで入るリラックススタイル。左手が堀りこたつ式のL字カウンター、右はテーブル席。
だいたい20人ちょっとくらいが入れるこじんまりとしたつくり。シンプルで明るく清潔な店内なので女性客も結構多く、その年齢はまちまち。
やはり様々客層が多く集うというと言うようなお店は、間違いのないお店だということだ。
メニュー
ここは料理は当然美味しい。
お刺身も良い。
黄にらを使った料理も良い。
ただやはり日本酒が良い。 岡山の地酒はもちろん色々ある。
例えば『自然米純米吟醸 天恩酒 湯羅』。
このお酒は岡山の『酒のみむら』と言う酒屋さんのプライベートブランド。
よって飲めるお店は少ないらしい。
軽部産の雄町米を復活させた1868年創業の利守酒造がつくる『酒一筋 手造り純米大吟醸 赤磐雄町』。
慶応3年(1867年)創業の丸本酒造がつくる『かもみどり 純米』。
岡山以外のものも充実。
元々は近江で創業。
千葉の神崎に移って300年に亘り酒造りをしてきた寺田屋本家のつくる『木桶仕込』。
同じ寺田屋本家のつくる平成15年度醸造『五人娘熟成古酒 懐古酒』。
長野の小布施ワイナリーがつくる日本酒『ソガ・ペール・エ・フィス ・サケ・エロティック』。
5号酵母を使っている『Cinq(サァンク)』 。
なかなか素晴らしいラインナップ。他にもその時期で珍しいものも含め様々なお酒が楽しめる。
まとめ
季節料理も美味しいが、季節のお酒も色々。接客も素晴らしく、とても居心地の良いお店。
一人客はあまり居ない気がする。どちらかと言うと女性と二人で、とか小グループで、と言う使い方が良いかもしれない。ただおひとりさまでも充分いける。
「季節料理 かたやま」基本情報
さて、最後に「季節料理 かたやま」の基本情報を。
住所:岡山県岡山市北区平和町4−11
電話:086-226-3131
営業時間: 17:30~23:00(L.O.22:30)
日曜休
その他:全面喫煙可
カード可
予約可
おひとりさま居心地レベル:★★★★(5★満点)
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