林本店の代表銘柄「百十郎」
今回は岐阜県林本店の『百十郎 純米吟醸 大辛口 生原酒 冬のオリオン』。
大正9年創業の林本店。今の当主は5代目で女性だ。
その林本店の代表銘柄が『百十郎』。この名前は地元の歌舞伎役者・市川百十郎に由来しているそうだ。
市川百十郎は岐阜県各務原市で明治から昭和にかけて活躍した役者。昭和6年・7年には計1200本もの桜の木を境川に植えたのだそうだ。
そこはのちに『百十郎桜』と呼ばれるようになり、『にほんさくら名所100選』にも数えられている。
百十郎 純米吟醸 大辛口 生原酒 冬のオリオン
その『百十郎』シリーズの中から、今回は『百十郎 純米吟醸 大辛口 生原酒 冬のオリオン』。
清涼感のある華やかな香り。つややかなテクスチャー、透き通った酸がクリアな爽快感を感じさせる。フレッシュながら凛としたドライフィニッシュ。
と言うことらしいが、確かにそんな感じで飲み易く美味しい。
ラベル
ラベルには『百十郎』シリーズおなじみの『押隈』。歌舞伎役者が絹の布にお化粧を押し付けて写し取り、ご贔屓にプレゼントしたりするものだ。
このスタイルで色々なカラーのものがあるが、この『百十郎 純米吟醸 大辛口 生原酒 冬のオリオン』では夜空を表しているであろう黒地にブルー。
その上に『オリオン座』の星が光っているというもので、なかなかキレイで良い感じだ。
右には『百十郎 純米吟醸 大辛口 生原酒 冬のオリオン』の文字と『清酒』の文字、バーコードにQRコード。このQRコードからは蔵の情報に飛べる。
左にはスペックと蔵元情報が一体となっている1枚ものだが、ラベルの上には『大辛口生原酒 百十郎 冬のオリオン』の文字がある。
全体的に非常に存在感のあるラベルとなっている。
データ
原料米は五百万石、精米歩合は60%。日本酒度+10、酸度1.4、アミノ酸度非公開、アルコール度数15%、酵母は岐阜G酵母。
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