八戸酒造株式会社
今回は青森県八戸市の八戸酒造の『陸奥八仙 特別純米 生原酒 おりがらみ ヌーヴォー』。
屋号は『近江屋』、元文5年(1740年)に初代駒井庄三郎が陸奥の地で酒造りの道に入り、以来蔵元代々酒を造り続けている。銘柄は『陸奥八仙』と『陸奥男山』。
JR八戸駅より車で30分、JR八戸線陸奥湊駅より徒歩5分のところに蔵があり、見学が出来る。月〜金曜日(冬期間は土曜日も営業)、10時〜16時(所要時間は1時間程度)。
見学料金は500円で、もちろん試飲も出来る。大正年間に建設された6つの建造物が、文化庁登録有形文化財、八戸市景観重要建造物に指定されている。
漆喰土蔵と赤レンガ蔵は魅力的で、これらの建物を見るだけでも楽しそうなのでいつかは訪れたいと思っている。
陸奥八仙 特別純米 生原酒 おりがらみ ヌーヴォー
そんな八戸酒蔵の『陸奥八仙』。
「陸奥八仙」の名前の由来
その名前の由来は、
中国の故事、酔八仙(八人のお酒の仙人の物語)では、酒仙たちの様々な逸話や興味深い酒の楽しみ方が語られています。
飲む方が酒仙の境地で酒を楽しんで頂きたいとの思いを込めて『陸奥八仙』と名付けました。
ということだ。
その『陸奥八仙』の中から今回は『特別純米 生原酒 おりがらみ ヌーヴォー』。おりがらみとは言えかなりうっすらしたものだが、滑らかな旨みと微かな炭酸の口当たりが楽しい。
青林檎を想わせる爽やかな香り立ちで透明感のあるほのかな甘さに若々しい酸。僅かな苦みもあり、相変わらず八仙のお酒はどれを飲んでも外れがない。多分好みなんだろう。
ラベル
ラベルはいつもの通り『八仙』の文字が大きく書かれているもので、その色は光沢のある群青色でシンプルだが美しい。
その上には、金の縁取りの黒地の円の中に『生 要冷蔵』、
さらに上には紅白で『おりがらみヌーヴォー』。
データ
原料米は華吹雪、精米歩合は60%。日本酒度±0、酸度1.8、アルコール度数16%。
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