吉田酒造店
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吉田酒造店
かつては『石川』の名前で呼ばれたこともあり、
群名・県名の由来ともなっている手取川は石川県の主に白山市を流れてて日本海に注ぐ河川だ。
平家軍を追う木曾義仲軍が篠原の戦いを前に、
増水して濁流の川を渡る時に多くの兵士が互いに手に手を取って流されないようにして渡ったことに由来するとか。
他にも河川の氾濫の度に、
渡ることに手間取ったことからという説もある。
そんな手取川をお酒の名前にしているのが、
石川県白山市安吉町の蔵元『吉田酒造店』だ。
創業は明治3年(1870)年のことだから、
150年を超える歴史のある蔵。
手取川 純米 春 うすにごり生
今回はその手取川ブランドのお酒で、
同じお米・精米歩合で季節を表現する四季シリーズの春酒『手取川 純米 春 うすにごり生』だ。
麹米には兵庫県産山田錦を使用し、
掛米には石川県産五百万石を使用したスッキリタイプ。
ただ辛口とは言っても上品な甘みも感じられて、
うっすらオリが絡んだ口の中でふわっと広がる爽やかな旨味。
心地よいガス感に、
喉を通る時のスッキリとしたキレのよさがあってメリハリが効いている。
ラベル
菜の花を思わせるような薄黄色のラベルは、
酒店のオリジナルの『勝鬨ラベル』。
上品な淡い黄色のグラデーションが、
とてもキレイで印象的なラベルである。
中央には文字はなくて右上に『春 純米』、
左下に『手取川』という感じがとても良い。
裏ラベルには以下のような文章が書かれている。
同じお米・精米歩合で季節を表現する四季シリーズの春。
裏ラベル
蔵の周りでは菜の花が咲き、
小鳥がさえずり、
田んぼにはカエルが一斉に姿を現します。
生命の息吹を感じるこの季節をフレッシュな「うすにごり」タイプのお酒で表現しました。
心地よいガス感と爽やかな味わいで、
すっきりとした辛口の中にも上品な甘みが感じられます。
データ
産地 | 石川県 | 容量 | 1800ml |
蔵元 | 吉田酒造店 | 日本酒度 | 非公開 |
度数 | 15% | 酸度 | 非公開 |
精米歩合 | 60% | アミノ酸度 | 非公開 |
原料米 | 麹米:山田錦 掛米:五百万石 | 酵母 | 非公開 |
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