飯沼本家のお酒の印象
江戸元禄年間(1688年~1703年)創業の『飯沼本家』、
ここのお酒の印象はまだ2種類目なので何とも言えないが非常に呑み易い。
先日の『甲子 純米大吟醸 生原酒 春酒香んばし』も、
華やかな香りにしっかり感じる旨みと微発泡でフレッシュな口当たりの春酒で呑み易かった。
呑み易いということは、
逆に引っ掛かりのない味ということになりかねないが味もなかなか面白い。
どちらかといえば濃い個性的なお酒が好きなのだが、
ここのものはまた違う感じながらたまに呑みたくなるのだ。
甲子 純米吟醸 生酒 きのえねアップル
それで今回のお酒は、
『甲子 純米吟醸 生酒 きのえねアップル』。
きょうかい77号を酵母に使っているから、
リンゴであることは間違いない。
最初に口に含むと、
まるで日本酒とは思えない味。
まさにリンゴを齧っているかのような、
不思議な気持ちになる。
搾りたてをそのまま瓶詰めしたおかげで残るフレッシュなガス感とリンゴのような甘い香りは、
まるで本物のリンゴでつくったお酒のようだ。
裏ラベルは透明の瓶に直接印字なので読みにくいが、
こんな感じで書かれている。
リンゴ酸を多産する、協会77号酵母を使用した純米吟醸酒。柚須リキュールの研究開発での甘酸をヒントに試行錯誤を重ねて誕生しました。白ワインに多く含まれるリンゴ酸が奏でる奥ゆかしい香り、甘味と酸味の調和、爽やかな余韻。日本酒に馴染みのない方にもお楽しみいただける呑みやすさに仕上がりました。
甲子 純米吟醸 生酒 きのえねアップル 裏ラベル
フムフム、
まさにこんな感じだね。
ラベル
ラベルは透明の瓶に細長い六角形、
青っぽい箔押しで上にリンゴの梗窪と下に萼窪を描いてリンゴの感じを出しているのが良い。
そこに『甲子 林檎』の文字のデザインが、
これまた良い感じで目立っている。
その下はローマ字で『Kinoene Apple』、
その下には英語で何やら書かれている。
Kinonoe Apple possesses an elegant fragrance and is well-balanced between sweetnessand acidity.
甲子 純米吟醸 生酒 きのえねアップル メインラベル
これが横に入っていることで、
下の『純米吟醸 きのえね アップル』と上の『甲子 林檎』の縦文字が映える。
データ
産地 | 千葉県 | 容量 | 1800ml |
蔵元 | 飯沼本家 | 日本酒度 | -17 |
度数 | 15% | 酸度 | 3.5 |
精米歩合 | 55% | アミノ酸度 | 1.7 |
原料米 | 五百万石 | 酵母 | きょうかい77号 |
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