紅乙女酒造
焼酎には、米焼酎、麦焼酎、芋焼酎、黒糖焼酎、落花生焼酎、そば焼酎、栗焼酎、泡盛など様々な種類があるが、胡麻焼酎もその1つだ。
ただ、胡麻焼酎は胡麻を使用しているが主原料は麦。そこに胡麻を加えることで胡麻の香りや風味がプラスされた独特の焼酎になる 。
それで、今回の『胡麻祥酎 紅乙女ゴールド38°』は、主原料が麦と米麹(白)で、胡麻を20%使用している。
やわらかい味わいで芳醇な胡麻の香りが特徴。最初はン?と思うが飲んでいくとその美味しさがクセになる焼酎である。
筑後地方には最古の酒蔵『若竹屋酒造』がある。創業は元禄12年、1699年。そこに嫁いだ林田春野が日本酒とは別のお酒を試行錯誤の末につくったのが胡麻焼酎。
今では『若竹屋酒造』から派生した『紅乙女酒造』と更に『巨峰ワイナリー』と3つの系列の蔵がある。
祥酎
ところで紅乙女酒造でつくられる焼酎は『祥酎』と命名されている。『祥』は、『おめでたいしるし』という意味だ。
『ヤケ酒のようにつらいことを忘れるためではなく、嬉しい時やおめでたい時の幸せを運ぶお酒でありたい』とのことから『祥酎』となったらしい。
ラベル
さてこの『胡麻祥酎 紅乙女ゴールド38°』だが、ボトルの形からして他のものとはちょっと違う。
ラベルは金色がベースとなっている。そこに上から『GOLD BENIOTOME』、そして中心に『紅乙女』、その文字に赤い薔薇の花が重なっている。
右には『胡麻祥酎』 が4マスに書かれており、『祥』の地だけが赤ベタ金色抜きになっている。その下には『胡麻20%以上』の文字。その下に『長期貯蔵』。
首の所にはやはり金地に赤で『胡麻祥酎 GOLD BENIOTOME』と『38度』の文字。独特のラベルは独特の味に相応しい。
データ
では最後に『胡麻祥酎 紅乙女ゴールド38°』の基本情報。
産地:福岡県
蔵元:紅乙女酒造
原料:麦、米麹(白)、胡麻(20%以上)
アルコール度:38度
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