複雑にして深い味わいと余韻『梅津の生もと 純米 山田錦 H28/80 白ラベル』

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梅津酒造のお酒

今回は、
以前ここでも出てきた梅津酒造のお酒。

前回は『梅津の生もと 笊・にごり 玉栄 R1/80 白ラベル』、
生もと仕込の純米原酒をザルで漉したにごり酒だったがあれは美味しかった。

発酵中の醪を汲み出して、
笊に入れる。

そうすると、
笊の網目の隙間から濁ったお酒が滴り落ちる。

これを瓶詰めにしたものだから、
とにかく濃厚で旨味たっぷりの好みの味だった。

梅津の生もと 純米 山田錦 H28/80 白ラベル

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そして今回のお酒は、
梅津の生もと 純米 山田錦 H28/80 白ラベル

江戸時代から明治の頃まで行われていた伝統的手法
生酛で造られたもの。

自然界と造り手との対話の中で、
硝酸還元菌・乳酸菌・酵母菌など多くの微生物が関わって醸し出された深い味わいお酒。

香りは非常に穏やかで、
口当たりは思ったよりもスマートな感じ。

やがてじわじわとしっかりとした酸、
パンチのある旨みが広がっていく。

穀物感を伴うワイルドな要素や複雑味、
ドライかつボディ感を感じられる味わい。

余韻にかけては、
米の自然な甘みやふくよかさが感じられる。

生酛に関して詳しく知りたい方は、
こちらでどうぞ。

ラベル

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真ん中に存在感のある『生酛』の筆文字、
これがとても良い感じ。

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肩ラベルの『H28/80』は『酒造年度/精米歩合』で、
これは平成28年酒造で精米歩合は80%ということだね。

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左上には、
三代目梅津藤蔵が名付けた『応援之酒富玲 フレー!フレー!!』。

最高級のお酒の名前を考えている時、
応援の声援『Hurrah! Hurrah!(フレー、フレー)』を思い出して漢字で『冨玲』としたもの。

お酒データ

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産地鳥取県容量1800ml
蔵元梅津酒造日本酒度+16.0
度数21%酸度2.8
精米歩合80%アミノ酸度非公開
原料米山田錦酵母酵母無添加

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