七号系自社株酵母に特化した酒造りへ原点回帰している宮坂酒造の『真澄純米吟醸あらばしり』

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宮坂酒造

宮坂酒造は長野県諏訪市にある蔵元で、
あの7号酵母発祥の蔵であり『真澄』の蔵でもある。

創業は寛文二年（1662）、
元々宮坂家は戦国時代までこの地を治めた諏訪家の家臣だったそうだ。

数年前から七号系自社株酵母に特化した酒造りへ原点回帰、
新たな製法や味わいへの挑戦を決断し料理の味わいを引き立てる上質な食中酒造りへ舵を切っている。

そんな宮坂酒造の冬の名物酒が、
今回の『真澄純米吟醸あらばしり』。

原酒で何も手を加えられず出荷されたものを今更なのだが、
この時期に呑んでみた。

キレが良く、
味なめらかで口当たりが良いのは純米吟醸ならでは。

フルーティーな香り、
トロリと芳醇な味わい。

シンプルながら、
ステキなラベル。

酒盃に映る蔦の葉（宮坂家の家紋）をモチーフにした、
金色のシンボルマークがラベルの真ん中にあり宮坂酒造の赤い落款がかかっている。

その右に平仮名で『あらばしり』、
下には『MASUMI 1662』。

左下には『真澄』の黒い文字があり、
更にラベルは横に伸びており裏ラベルと合体している感じになっている。

英語で『ARABASHIRI』と書かれたあとには、
その説明も英語で書かれていて面白い。

更に『純米吟醸七号酵母自社株五割五分十七度生原酒』、
下にはデータといった感じ。

いずれにしても数年前にリニューアルして、
洗練された品のあるデザインになっていてとても良い感じだ。