羽田酒造
京都市から北西へ山の中を約1時間車で走った北山杉で栄えた町、
京北町にある蔵が創業明治26年(1893)の羽田酒造だ。
桂川上流のここの水は、
伏見の60~80度くらいの軟水に対して京北は130度くらいの中硬水。
灘の酒造りにかかせない『宮水』と同じくらいの硬度だから、
いわゆる京都伏見のお酒とはちょっと違う。
脱兎 野兎の宴 純米 無濾過生原酒
そんな羽田酒造のまだ新しいブランド『脱兎』、
今回は『脱兎 野兎の宴 純米 無濾過生原酒』。
ちなみに『脱兎』は孫子の兵法の中に出てくる言葉、
『始めは処女の如く後は脱兎の如し』からヒントを得たらしい。
京都府限定の酒米『京の輝き』を使用していて、
力強い旨味を感じることができる。
コクには丸みがあり、
甘辛酸のバランスも悪くない。
アルコール度は無濾過生原酒だけに高くて、
17.5度だが非常に呑み易い。
ラベル
薄いブルーの瓶に、
白地のラベル。
箔押しの兎のロゴがなかなかステキで、
その下に『脱兎』の文字も洒落ている。
シンプルではあるが、
他になかなかないデザインで印象的。
多分同じデザインでいろんな色があるのだろうが、
この爽やかな感じはかなりイケている。
データ
産地 | 京都府 | 容量 | 1800ml |
蔵元 | 羽田酒造 | 日本酒度 | 非公開 |
度数 | 17.5% | 酸度 | 非公開 |
精米歩合 | 60% | アミノ酸度 | 非公開 |
原料米 | 京の輝き | 酵母 | 非公開 |
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