バナナ?若いリンゴ? イチゴ?のような爽やか・穏やかな香り『浦霞 純米 生酒』

浦霞 純米 生酒

佐浦

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佐浦

『佐浦』という名前を聞いても「なにそれ?」となる方も多いに違いないが、
『浦霞』と聞けば「知ってる!」となる方も多いだろう。

そんな『浦霞』の醸造元が『佐浦』、
享保九年(1724)に酒造株を譲り受け創業した宮城県の太平洋に面する風光明媚な港町塩竈の蔵元だ。

江戸時代後半には鹽竈神社の御神酒酒屋となり、
酒を醸し現在に至っている。

浦霞

この『浦霞』という銘柄の名前の由来は、
源実朝が塩竈の景色を詠んだ歌から命名したらしい。

しほがまのの松風かすむなりやそしまかけて春や立つらん

金槐和歌集 源実朝

なるほど、
なかなか洒落ている。

浦霞 純米 生酒

浦霞 純米 生酒

それで今回のお酒は、
火入れをせずに生酒で届けられる夏の生酒『浦霞 純米 生酒』。

生酒ならではの清涼感あふれるフレッシュな味わい、
そして純米酒らしい旨味と酸味の絶妙なバランス。

香りはバナナか若いリンゴ、
はたまたイチゴかという感じの爽やかで穏やかな香り。

スッキリとした甘み、
軽快な味わいでとても呑み易い。

クセのある濃い酒が好きだと若干の物足りなさを感じるかもしれないが、
合わせるつまみによるかもしれない。

ラベル

浦霞 純米 生酒

ラベルはというと、
やはり左に描かれた藤の花が目を惹く。

パールのような光沢感がある紙を使っているので、
とても品良く仕上がっている。

浦霞 純米 生酒

真ん中には、
堂々と銘柄の『浦霞』の筆文字。

その下には箔押しの青緑っぽい色で『Urakasumi junmai namazake』と筆記体で書かれているのが、アクセントになっていて良い感じ。

データ

浦霞 純米 生酒
産地宮城県容量1800ml
蔵元佐浦日本酒度+1
度数17%酸度1.4
精米歩合65%アミノ酸度1.7
原料米まなむすめ酵母自社酵母

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