上野「天然鴎外温泉」
都内第一号に認定された歴史ある天然温泉が『鴎外温泉』である。上野で美術館に行った後やいわゆる『谷根千』散策の後などに立ち寄って疲れを癒すことが出来る。
アクセス
最寄りの駅は…
・地下鉄千代田線根津駅不忍池方面口から徒歩5分
・JR上野駅公園口・不忍口から徒歩12分
・京成上野駅公園口から徒歩7分
歩きたくな~い!と言う方なら、上野駅から15分間隔で運行している『東西めぐりん』というバスに『上野駅・上野公園』から乗れば、4つ目の『鴎外旧居跡』で降りるとすぐ目の前。
例えば東京都美術館に立ち寄ったのなら、上野動物園の前を通り、上野東照宮に入る手前を左に折れ、右の坂道を下り、右に曲がって西園と東園の間の道を行くと建物が見えてくる。
建物には『水月ホテル鴎外荘』、『天然鴎外温泉』、『森鴎外居住の跡』という3つの看板が掲げられているのですぐわかる。
水月ホテル鴎外荘
『鴎外温泉』は『水月ホテル鴎外荘』というホテルの中にあって日帰り入浴が出来る。ホテル敷地内には、森鴎外が過ごした日本邸宅と庭園があり、540円で中を見学することも出来る。
ホテルに着いたら入って右手のフロントに先ず行く。ここで1,650円の料金を払うとタオル二枚の入った黒いバッグを渡される。
フロントを出て右手、最初に入ったところの正面を行くと、右手が鴎外が『舞姫』を書いたとされる日本邸宅と庭園。正面には『鴎外温泉』と書かれた入口が見える。
天然鴎外温泉「檜の湯」
建物に入って2Fに上がると温泉がある。水月ホテル鴎外荘には2つ、檜の漆塗り浴槽の『檜の湯』と、天然大理石浴槽の『福の湯』。
『檜の湯』は、古代檜をふんだんに使い、漆で仕上げた贅沢な湯船。『福の湯』は、重厚な大理石風呂。男湯と女湯は日替わりになっている。
宿泊客なら朝・晩で両方に入れるが、日帰り入浴の場合、日替りでどちらかの風呂になる。伺った時は『檜の湯』の方だった。
廊下と暖簾を潜ったところにセイフティ・ボックスがあるので、貴重品を入れる。中にも鍵付きロッカーがいくつかあるのでそこでも問題ないだろう。
右の階段を上がると脱衣所。リニューアルされたらしくなかなかキレイだ。そんなに広くはないがチェックアウト時間を過ぎた頃なら殆ど人が居ない。実際行った際は貸し切り状態。
風呂の中は至ってシンプルなつくりで広さはない。シャンプー、リンス、ボディーソープは揃っている。シャワーは出しっぱなしになるタイプ。
湯船は漆で仕上げられているのでつるっとした肌触り。お湯は熱すぎずちょうど良い。カルシウムやラジウムなどを含んだ重炭酸ソーダの天然温泉はセピア色。思ったよりも気持ち良い。
まとめ
上野で温泉に入れるのは嬉しい。例えば藤田嗣治の作品を見た後↓、すぐに温泉に入って寛げるというのは、なかなか贅沢な感じで良い。

更に贅沢が許されるなら、1Fの京懐石レストラン『沙羅の木』で懐石料理を堪能するのも良いかもしれない。
違う贅沢ならアメ横に行けば『大統領』がある。いずれにしてもこういう場所があるといつもの上野が少し違うものになる。是非行ってみて下さい。
「天然鴎外温泉」基本情報
というわけで最後に『天然鴎外温泉』の基本情報。
住所:東京都台東区池之端3-3−21
電話:03-3822-4611
営業時間:6:00~10:00
11:00~23:00
※10:00~11:00は清掃時間
参考:東京で失敗しないおひとりさま


参考:羽田空港ラウンジ情報

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