虹のような7色のお酒…なわけはないけど美味しい『天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い』

天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い

駿河酒造場

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駿河酒造場

慶応3年(1867)創業の曽我鶴酒造は、
創業家が酒造業から撤退して休眠状態にあった。

7年間の眠りから覚めた蔵は、
間借りの形で『曽我鶴・萩の蔵』となり再び稼働し始める。

いつまでも間借りしているわけにもいかず移転を考えていた矢先に、
創業家から蔵の明け渡しの申し入れ。

そんな時に創業1751年の吉屋酒造が廃業、
その免許を譲り受けて静岡市駿河区に誕生したのが『駿河酒造場』なのだ。

ある意味3つの酒蔵の合体ということで、
それぞれが持っていた銘柄を持つことになる。

天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い

天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い

その中の1つである『天虹』は、
『曽我鶴・萩の蔵』 になってからの平成生まれの銘柄。

今回はその『天虹』の中の1つ、
『天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い』だ。

『袋採り』は、
醪を酒袋に入れて圧力をかけず自然に滴り落ちる雫酒を集める手法。

新酒時に特に良かった純米酒のタンクを『別囲い』して、
角がとれるこの時期に合わせ蔵内で低温貯蔵した生酒。

この三ヵ月低温貯蔵したことで旨味が出てきて、
夏の生酒として飲み頃を迎えたもの。

ラベル

天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い

青い地に、
白抜きで『天虹』の文字が映える。

天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い

最初は『天虹』が、
筆文字だけに『大虹』に見えた。

天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い

そして、
手書き風の虹。

その上に『Since 2009 The Orijinal JAPANESE-SAKE Surugashuzo Co,Ltd』、
ここだけ見ると70年代前後のコンサートのポスターの一部みたいだ。

いずれにしても、
とても印象に残るラベル。

天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い

肩のところには、
白くて丸いシールに『TENKO -てんこう- 番外 生酒』。

データ

天虹 特別純米 生原酒 袋採り別囲い
産地静岡県容量1800ml
蔵元駿河酒造場日本酒度+4.0
度数16.5%酸度1.1
精米歩合60%アミノ酸度非公開
原料米美山錦・日本晴酵母静岡酵母HD-1

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