酔鯨酒造
土佐藩15代藩主、山内容堂は自らを『鯨海酔侯』と称した。この『鯨海酔侯』が名前の由来の蔵元がある。
それが『酔鯨酒造』。桂浜の近くの高知市長浜にある蔵元だ。明治5年(1872年)、酔鯨酒造の前身となる石野酒造が酒造業を創業。
そこを継承し、1969年から酔鯨酒造として酒造りを営んできた。
酔鯨 純米吟醸 吟麗 しぼりたて生
そんな酔鯨酒造がつくったお酒の1つが、『酔鯨 純米吟醸 吟麗 しぼりたて生』。
生酒ならではのフレッシュ感と力強い味わいが特徴のこのお酒は、酒造好適米の『吟風』を50%まで磨き上げ、清流鏡川最源流部の湧水で醸された純米吟醸生酒だ。
上槽後に搾りたての原酒を10~14日間熟成させ、生のまま瓶詰めしたもの。比較的気温の高い10月から11月にかけて仕込むので、通常の純米吟醸吟麗よりも発酵が旺盛ゆえに酸度が少し高い。
しぼりたて特有の豊かな香りで、酔鯨特有の酸味の効いた濃厚な旨味、コクのある喉越しのお酒だ。
ラベル
ラベルが良い。ただの四角とかではなくて雪紋の形になっている。そこに波の地に鯨のイラスト。
鯨の上には縦に『純米吟醸 吟麗』の文字、下には横に『しぼりたて』。『純米吟醸 吟麗』の右には赤に白抜きで『芳醇辛口』。よく見ると鯨のシルエットになっている。左には『精米歩合五割 生酒』。
『しぼりたて』の右上には『日本酒』、左上には『酔鯨』。とても良い。
裏は普通に四角いラベルでデータが載せられている。
キャップにも鯨のシルエット。
データ
産地 | 高知県 | 容量 | 1800ml |
蔵元 | 酔鯨酒造 | 日本酒度 | +7 |
度数 | 17% | 酸度 | 2.0 |
精米歩合 | 50% | アミノ酸度 | 1.3 |
原料米 | 吟風 | 酵母 | 非公開 |
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