本家松浦酒造
徳島県最古の蔵元本家松浦酒造は、
文化元年(1804)二代目松浦直蔵由往により創業される。
この『鳴門鯛』の命名は、
明治19年(1886)時の県令酒井明氏と五代目松浦九平によるもの。
鯛の如く端麗優雅であるように、
特に鳴門海峡の鯛は激流を遡り肉質が締まり脂が乗って美味であることから『鳴門鯛』と命名。
隣接するナルトタイの店は本家松浦酒造場の一角を改装し営業、
鳴門鯛の蔵元謹製の酒を直売しており試飲もできるようだ。
鳴門鯛純米吟醸 LED
今回は、
その本家松浦酒造のお酒。
鳴門鯛純米吟醸 LED
徳島でLEDとくれば、
LED照明のLEDだね。
徳島県の企業の青色発光ダイオード発明により、
急速に世界に普及したLED照明。
徳島県ではこの技術を様々な分野に応用する研究を進めていて、
その中で誕生したのが徳島県内での酒蔵でしか使用していない希少なLED夢酵母。
LEDの様々な光を既存の酵母に照射し続け、
突然変異により開発された新しい酵母なのだ。
このお酒に使用されているのは、
LED夢酵母3826 Type2。
多酸タイプと呼ばれており、
酸度が非常に高く甘く仕上がるように設計されているそうだ。
トロピカルフルーツを思わせる華やかな香りとリッチな酸味と、
幾重にも重なる複雑な味わいが特長の1本。
ラベル
ラベルはトロピカルでジューシーな味わいを、
幾重にも重なるカラフルなモチーフでラベルに表現。
青色発光ダイオードの発明に敬意を表し、
青色層には輝きを持たせている。
いずれにしても、
とてもキレイなラベル。
どちらかと言えばワインとかのラベルみたいで、
日本酒っぽくない感じが印象に残る。
どこのも酒名がないように見えるが、
右下にひっそりとある。
お酒のデータ
産地 | 徳島県 | 容量 | 1520ml |
蔵元 | 本家松浦酒造 | 日本酒度 | -19.5 |
度数 | 15% | 酸度 | 2.8 |
精米歩合 | 58% | アミノ酸度 | 非公開 |
原料米 | 山田錦 | 酵母 | LED夢酵母 |
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