ばくれん
今回のお酒ラベルは、
『黒ばくれん 超辛口 吟醸 生酒』。
亀の井酒造には『くどき上手』シリーズが有名だが、
この『ばくれん』シリーズも結構有名だ。
ところで、
『ばくれん』とはどういう意味なのか?
これは『すれっからしの女』とか、
『親のいうことを聞かずに好き勝手している女』という意味だそうだ。
漢字だと、
『莫連』。
吟醸『旨』辛口の王道を極める『ばくれん』は、
『くどき上手』の裏アイテム的存在。
黒ばくれん
全国でも数十店の酒販店のみで限定販売される、
超辛口吟醸の逸品。
その『ばくれん』のスペシャル限定版が、
この『黒ばくれん 超辛口 吟醸 生酒』。
定番である赤ラベルは美山錦を使用 しているが、
こちらは亀の尾を使用している『生』なのだ。
『くどき上手』のように爽やかできれいでいて、
穏やかな吟醸香はそのままに口当たりはあくまでもなめらかで優しい。
そして最大の特徴は、
何と言っても非常に高い日本酒度だ。
しっかりとした米の旨味を感じさせるお酒で、
後味にはスパッと潔い抜群のキレを見せる 。
ラベル
『くどき上手』のラベルには喜多川歌麿の浮世絵が使われているが、
こちらの『ばくれん』も同様に喜多川歌麿の浮世絵が使われている。
但し、
同じ絵柄ではない。
こちらは片方の手には蟹を持ち、
もう片方の手にはグラスを持ってお酒を口に運んでいる絵柄になっている。
黒がベースの地なので、
非常にその絵が映える。
その絵が左下にあり、
その右に銀で『ばくれん』。
その右上に、
白で『超辛口吟醸』と書かれている。
更にその右下には、
製造元。
瓶の肩の部分には、
やはり黒地に白で『吟醸/超辛口/亀の尾55%』の文字が書かれている。
いずれにしても黒ベースのこのラベルのインパクトは結構大きくて、
1度見たら忘れないであろうデザインに仕上がっている。
データ
最後に『黒ばくれん 超辛口 吟醸 生酒』の基本情報。
産地:山形県
蔵元:亀の井酒造
精米歩合:55%
酒米:亀の尾
アルコール度:18.3~18.8%
日本酒度:+16~+18
酸度:1.2
アミノ酸度:1.0
酵母:M310/小川10号
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