越後鶴亀
新潟県新潟市の中心部から車で1時間ほどのところ、角田山と言う山麓の町の中 にあるのが『越後鶴亀』だ。今回はそこの『越後鶴亀 番外 純米吟醸』。
この『越後鶴亀』の歴史はさほど古くはない。創業は明治23年。『鶴亀』とは何とも目出度い名前だが、まさに分かりやすく、おめでたい商標をと言うことでその名を冠した。
新潟県には酒蔵が全部で100近くある。その全ての酒蔵の唎き酒が出来ると言うスゴイ施設があるのをご存じだろうか?
受付で500円を払うと、お猪口と5枚のメダルが渡される。唎き酒マシーンがズラリと並んでいるので、そこからメダルを使って好きなお酒を選んで飲むことが出来る。
その際、全国の様々な塩が置かれているので、それを舐めながら唎き酒を楽しむことも出来る。
新潟店の方だけかもしれないが、特別なお酒をワイングラスで飲める『ファーストクラス』サービス何て言うものもある。
施設名は『越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館』。以前に越後湯沢駅で見掛けたことがあったが、そこと新潟駅との二ヵ所にあるまさに日本酒パラダイスだ。
その『ぽんしゅ館』にて、この『越後鶴亀』のお酒が、利き酒人気銘柄ランキング1位を何十ヶ月も連続で獲得していたことがあると言う実力派。
越後鶴亀 番外 純米吟醸
そんな『越後鶴亀』のお酒の中の1つ、数量限定商品『番外 純米吟醸』は、新潟のお酒の昔のイメージである端麗辛口とはちがって、きちんと旨みが感じられるお酒である。
そして、香りはやや控えめながら上質。ワインを連想させるようなフルーティな味わいで、これはかなり女性受けがしそうなお酒である。
ラベル
さて、ラベルは創業以来初めて女性がデザインしたと言うもの。女性らしく、一見日本酒のラベルとはなかなか思わないであろうオシャレさ。
最近飲んだ中では断トツに美しいラベルだろう。日本酒と言うよりもワインとかのラベルのようだ。
先ず何と言ってもその色が良い。ライトブルーの地がとてもキレイだ。そこに鶴と亀の丸いロゴ。これが金に白抜きで美しい。この組み合わせはかなり素晴らしい。
そして、やはり金の文字で『Echigo Tsurukame』。フォントの感じがまた良い。ラベルはこれ1枚で、両端にその他の情報が小さく書かれている。
スペック
最後に『越後鶴亀 番外 純米吟醸』の基本情報。
産地:新潟県
蔵元:越後鶴亀
精米歩合:55%
酒米:五百万石、こしいぶき
アルコール度:15度以上16度未満
日本酒度: +2
酸度: 1.4
アミノ酸度:1.3
酵母:非公開
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