須藤本家
今回は茨城県笠間市にある『須藤本家』のお酒だ。
以前も書いたように、この須藤本家の創業は平安時代の1141年以前にまで遡る。須藤家は元々は武士だったらしく、武士名は武左右衛門、酒造りでは源右衛門を名乗っていたようだ。
いずれにしても、創業が仮に1141年だとしても現存する企業としてはかなりの古さであることだけは間違いない。
ただ現社長が最も古い酒蔵は自分のところではない発言もあったように、HPでも創業がいつか?とかその歴史についてはあまり触れられていない。
歩みの記述にしても、エージング酒・生酒・ひやおろし販売開始の1978年以降のものしか載せられていない。
良い酒は良い米から、良い米は良い土から、良い土は良い水から、良い水は良い木から、良い木は良い酒へ、ということで『酒・米・土・水・木』が家訓。
純米大吟醸酒郷乃譽(白ラベル)
そんな須藤本家の定番のお酒が『純米吟醸酒郷乃譽(白ラベル)』だ。
白ラベルと言うくらいだから他のものあるのか?と言えば赤と黒ラベルもある。それで、この白ラベルは、
須藤本家の定番です。辛口でキリッとしたさっぱりとした味わいです。
和洋中・肉魚、どんな料理も合わせやすい、見事なバランスをもったオールマイティーなお酒。魚介類からお肉まで幅広く楽しめます。
ということで、確かに食中酒としてなかなか良い働きをしてくれる。
ラベル
ラベルは白の和紙っぽいが、昔の酒造りか何かの絵だろうか、これが結構さり気なく入っているのが良い。
この絵がベースにあるだけで、何もないただスッキリしたものとはちょっと違う雰囲気になる。この絵の元が気になる。須藤本家に引き継がれてきたものからなのかもしれない。
そんな絵をベースにして中央に大きく『郷乃譽』の筆文字。右に『純米大吟醸』、左にスペックなど。なかなか良いラベルだ。
データ
原料米は亀の尾系コシヒカリ、精米歩合は50%。日本酒度+5、酸度1.4、アルコール度数15.5度。
Comment