酒蔵と酒屋がコラボしたお酒がある。
酒蔵は元禄2年(1689)創業の秋田県横手市にある『日の丸醸造』、酒屋は東京都築地にある『酒の勝鬨』。
日の丸醸造は秋田藩主佐竹公の紋処から
酒蔵『日の丸醸造』の名前は、秋田藩主佐竹公の紋処が『五本骨の扇に日の丸』だったことに由来するらしい。
そしてブランド「まんさくの花」はNHK朝の連続TV小説から
その酒蔵のブランドが『まんさくの花』で、そのきっかけは1981年(昭和56年)4月6日から10月3日まで放送されたNHKの朝の連続TV小説『まんさくの花』なのだそうだ。
このドラマは見たことがないが、確かにそんなドラマを放映していた記憶だけは何となく残っている。
勝鬨スペシャル
それで、その『まんさくの花』の通年商品の『うまからまんさく』の原酒を1年寝かしてつくられたのが、今回のお酒だ。
まんさくの花特別純米熟成辛口生詰原酒もっとうまから
『まんさくの花 特別純米 熟成辛口生詰原酒 もっとうまから 勝鬨スペシャル 28BY』と言って『酒の勝鬨』の限定品。
ラベル
ラベルには色々なスタイルがあるが、一つのスタイルとして見掛けるのが、このお酒のスペックを手書きで書いた風のもの。
もちろん手書き風であって、実際に手書きのものではない。でも何だかこのスタイルのものを見ると、何だかおいしいお酒のような気がするから不思議だ。
普通だと和紙に筆書き見たいなものが多いが、ここでは濃い緑に金の文字だ。これはこれで悪くない。
データ
度数は16.9度、精米歩合は55%。
お米は杜氏高橋良治氏が自ら造るトヨニシキに美山錦を交配して育成された固定品種『秋の精』が使われている。
日本酒度は+10.0、酸度は1.5、酵母はK-9が使われている。
日本酒度+10.0おもなればかなり辛口なわけだけど、ただ辛いだけのものとは違って旨口の辛口で寝かせている分だけまろやかに仕上がっている。
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