長龍酒造
今回は奈良の長龍酒造の『長龍 純米吟醸 原酒 ひやおろし 雄町』。
この長龍酒造の歴史はさほど古いものではない。と言うよりも平安時代からあるような酒蔵から考えれば生まれたてみたいな1923年(大正12年)の創業のようだ。
初代が生家の飯田酒造場から独立して八尾に酒の小売店を開業したのが始まり。
清酒発祥の地と言われている(他でも発祥の地と言っているところは色々あるがそのうちの一つとして)奈良の酒蔵だ。
長龍 純米吟醸 原酒 ひやおろし 雄町
さて『長龍 純米吟醸 原酒 ひやおろし 雄町』は岡山県高島産雄町の特徴を最大限に引き出しながら、丁寧に醸し上げた純米吟醸酒を一度火入れして、蔵で低温瓶内貯蔵させたもの。
冷やして口に含むと旨みがパ~っと広がる。常温やぬる燗も良さそうだなと感じるお酒。香りは穏やかで控えめ。
ラベル
なかなか洒落たラベルだ。日本酒と言うよりもワインか何かのようだ。光沢のある地の真ん中に筆文字で『Omachi』。
そして何の絵なんだろう?稲穂なのか?す~っと二筆で書かれたラインが何だか妙に良い。
その下に『純米吟醸 原酒』、赤い落款がアクセントになっている。
口の方には縦に黒い帯に白く『ひやおろし』。
いずれにしても美しいラベルだ。このラベルだけでも美味しく飲める気がする。まあラベルがこうではなくてもかなり美味しいのだが。
データ
原料米は雄町、精米歩合は55%。日本酒度+1、酸度1.8、アミノ酸度1.4、アルコール度数16~17%、酵母は自家酵母。
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