東光 純米吟醸原酒
今回はネットで注文しているお酒が底をついたので、近くのお店で購入したお酒のうちの1つ。『東光 純米吟醸原酒』。
さて、この『東光』は山形米沢の『小嶋総本店』がつくるお酒だ。
東光―米澤城の東側、朝日が昇る方角の酒。
小嶋総本店
この『小嶋総本店』の歴史を辿ると安土桃山時代にまで遡ることになる。
慶長二年(1597年)、小嶋家初代の小嶋彌左衛門が小嶋酒店を創業したの始まりで、当時は酒造と質の兼業だったようだ。
あの「山川光男」の「光」
『山川光男』という日本酒の銘柄がある。これは以前山形で飲んだことがあるお酒なのだが、これは山形県内の酒蔵4社がコラボレーションした共同醸造の日本酒ユニットのものなのだ。
水戸部酒造の山形正宗、楯の川酒造の楯野川、小嶋総本店の東光、男山酒造の男山、この4つの銘柄から一字ずつとってできたのが『山川光男』。
ラベルが可愛くてしかも結構美味しかったのだが、最近は全然飲んでいない。確か飲んだのは最初のもので『山川光男 2016 なつ』で、小嶋総本店が製造元だったはずだ。
ラベル
その『山川光男』シリーズのラベルとは全然違ってごく普通のラベルだ。面白味は特にないが、地の色がキレイだ。
きれいな淡い黄緑色っぽい地のど真ん中には『東光』の黒い文字が映える。その下には『TOKO』。更にその下には『Since 1597』。
『東光』の右側には『純米吟醸原酒』、更にスペックが書かれていている。左側には赤の落款風に『芳醇甘口』。
データ
原料米は山形県産米100%、精米歩合は55%。日本酒度-4、酸度1.1、アミノ酸度1.5、アルコール度数16%、そして酵母は山形酵母。
確かい『原酒』となっているが、意外に飲み易い。吟醸香、芳醇な味わい、後切れの良さを兼ね備えたバランスの良いお酒だ。
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