
そもそも海外旅行保険って必要?
今回は持って行くべきというより、
入っておくべきかどうか?という話の海外旅行保険について。
そもそも海外旅行保険は必要なのか?
となるとまあこれはひとそれぞれの考え方だから正解はない。
海外旅行保険への加入は、
日本の外務省の海外安全ホームページでも推奨されていはいる。
ただ万が一を考えて入るべきと思う人もいれば、
万が一なんか心配していたらキリがないから要らないと言う人もいるだろう。
まあある程度考える材料がないと、
何となく判断して後悔することにもなりかねない。
なので、
ちょっと調べてみた。
それで海外旅行保険って?
海外旅行保険は海外旅行中に起きたアクシデントやトラブルに対して、
経済的負担を補償する保険。
海外旅行保険でカバーされる具体的な補償内容は、
概ねこんな感じ。
- ケガや病気に対する補償
- 携行品損害に対する補償
- 他人にけがさせたりモノを壊したりした賠償責任に対する補償
- その他航空機の遅延に関する補償や旅行変更に関する補償など
何を保証してくれるのか?
は保険会社や保険内容にもよるんだろうけど。
具体例
例えば、
ある海外旅行保険だとこんな感じの内容になる。
補償項目 | 対象 | 保険金額1 | 保険金額2 | 保険金額3 |
---|---|---|---|---|
治療費用 | 本人 家族 | 1,000万円 | 3,000万円 3,000万円 | 無制限 |
傷害死亡 | 本人 家族 | 1,000万円 | 2,000万円 1,000万円 | 3,000万円 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 本人 家族 | 1,000万円 | 2,000万円 1,000万円 | 3,000万円 1,000万円 |
疾病死亡 | 本人 家族 | 1,000万円 | 2,000万円 1,000万円 | 3,000万円 1,000万円 |
救援者費用 | 家族共有 | 1,000万円 | 2,000万円 | 3,000万円 |
賠償責任 | 家族共有 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
携行品 | 家族共有 | 30万円 | 30万円 | 50万円 |
電子機器等追加補償 | 家族共有 | あり | あり | あり |
航空機寄託手荷物遅延 | 本人・家族 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
航空機遅延 | 本人・家族 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
※保険料 | ※欧州24日間 | 20,520円 | 22,870円 | 28,230円 |
もしもの緊急時はLINE電話で連絡できて、
日本語のサポートが受けられる。
さて、
この2万円台の保険料をどう考えるのか?
まあ保険なので、
使わなければただ2万円台を払って何も戻ってはこない。
それを損したと考えるのか?
ある意味最低限の安心を手に入れたからと考えるのか?
安心という精神的なものは値段が付けにくいものだけど、
2万円台で手に入れられるのなら悪くない気がするけど。
こればかりは、
人それぞれだろう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険
あとは、
クレジットカードに付帯している海外旅行保険もある。
ただこの場合、
自動付帯と利用付帯の2種類がある。
自動付帯は文字通り、
カードを所持しているだけで自動的に適用される保険。
利用付帯は旅費などを、
対象カードで支払うと適用される保険。
例えばあるカードでは、
こんな支払いがあれば利用付帯となる。
- パッケージツアー
- 航空券
- 電車(海外で乗車した料金含む)
- バス(海外で乗車した料金含む)
- タクシー(海外で乗車した料金含む)
個人手配した宿泊代はこの中には入らないけど、
海外で乗車した電車・バス・タクシーがあるからハードルは低い。
ただカードによっては個人手配の航空券はダメとか、
海外で乗車した料金は含まれないとかもあるので注意したいところ。
じゃあ補償内容は?
と言うと例えば3枚のカードで比較してみるとこんな感じ。
補償項目 | 対象 | カードA | カードB | カードC |
---|---|---|---|---|
傷害治療費用 | 本人 家族 | 200万円 — | 50万円 — | 300万円 300万円 |
疾病治療費用 | 本人 家族 | 270万円 — | 50万円 — | 300万円 300万円 |
傷害死亡 | 本人 家族 | 3,000万円 — | 2,000万円 — | 5,000万円 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 本人 家族 | 3,000万円 — | 2,000万円 — | 5,000万円 1,000万円 |
疾病死亡 | — | — | — | — |
救援者費用 | 本人 | 100万円 | 100万円 | 200万円 |
賠償責任(免責なし) | 本人 | 3,000万円 | 2,000万円 | 3,000万円 |
携行品(免責3,000円) | 本人 | 20万円 | 15万円 | 30万円 |
電子機器等追加補償 | — | — | — | — |
航空機寄託手荷物遅延 | — | — | — | 10万円 |
航空機遅延 | — | — | — | 3万円 |
※カード年会費 | 本人 | 無料 | 無料 | 初年度無料 年1回利用継続無料 |
カードBは傷害・疾病治療費用が安いのでダメだけど、
AとCはそこそこの補償と言う感じ。
もちろん、
何かあった際のサポートはコレクトコールで受けられる。
なので、
わざわざ海外旅行保険に入らなくてもという選択肢にはなる。
ちなみにカードAはエポスカードで、
よく海外旅行の時に持って行きたいカードとして紹介されている。
カードCはセゾンローズゴールドで、
家族特約があるのが魅力的。
Aは自分も所持しているけど、
これはスペインに行く時に持って行こうと思ってつくったもの。
年会費無料で、
この付帯保険内容は正直なかなか魅力的だったからだ。
Bの方は所持していないけれど、
こちらもつくって持って行くのもありかもしれない。
ということで…
今回はスペインに行く時に、
海外旅行保険は必要か?についてちょっと調べてみた。
考え方はひとそれぞれだから、
正解というものはないけど何かしら安心は持っていた方が良い。
そんな時はカード付帯の海外旅行保険、
という選択肢もある。
ただこれはカードによって、
保険適用条件や保険料に違いがあるので注意したいところだ。
Comment Feel Free