スペインでの安全

pickpocket

スペインはスリや置き引きが多い?

さて前回お金事情のことを書いている時に気になったのが、
スペインはスリや置き引きが多い国の1つだと言われているということ。

けど実際にはどうなんだろう?
とまた脱線だ。

2023年被害率は0.5%レベル

例えば最新ではないが2023年日本人犯罪被害者数合計153人のうち、
訪れたいバルセロナは75人・マドリード43人とこの2都市で3/4以上を占めている。

2023年に日本からスペインを訪れた旅行者数は約31万人だから、
被害率は0.5%レベル。

これを多いと思うのか?少ないと考えるのか?
は難しいところだ。

観光で犯罪に遭うなんてあり得ないとなれば多い気もするし、
たった0.5%でしょ?とも思う。

スペインで起こる犯罪のおよそ8割がスリや置き引き

ただその0.5%のおよそ8割が、
スリや置き引きといった類。

こういった軽犯罪が多いのは、
逆にそこまで怖いところではないということでもある。

世界平和指数 スペインは163カ国中23位

2024年のオーストラリアに本拠地をおく経済平和研究所による世界平和指数報告書では、
スペインは163カ国中23位だった。

1位はアイスランドで、
日本は17位。

6つしか違わないけれど、
日本と全く同じ感覚ではダメということではある。

いずれにしても気を付けるに越したことはない

いずれにしてもそれなりに気を付けるに越したことはない、
日本と同じではダメなんだという意識は持つべき。

ただこれは、
別にスペインだけに限らないだろう。

昔過ぎて意味ないかもしれないが、
2回のスペインで何かそういった類のことには全く遭遇していない。

まあ日本とは違う意識は多少持っていたし、
神経質にならない程度には気を付けていたけど。

イヤな目に遭わないためには?

とにかくこういった情報よりも、
気を付けるべきということを前提にイヤな思いをしない為の具体的なことは何なのか?の方が重要。

イヤな目に遭わない場所を避ける、
これは実は無理な話だ。

なにせ観光客が集まる場所には、
スリや置き引きなどの軽犯罪が多い。

例えばマドリードだと、
あるサイトに出ていた注意すべき場所はこんな感じになってしまう。

  • スペイン広場
  • マヨール広場
  • プエルタ・デル・ソル
  • 王宮
  • サンチアゴ・ベルナベウ付近
  • プラド美術館周辺
  • グランビア通り及びセラーノ通り付近
  • 空港
  • バスターミナル
  • 地下鉄(特にアトーチャ駅周辺)
  • ホテル

これでは、
スペインそのものに行けなくなってしまう。

結局のところ、
自分で自分を護るためにどうするの?が大事になるわけで。

例えば外務省HPにある『スペイン:バルセロナ市における治安悪化に関する注意喚起』、
本情報は2024年12月21日(日本時間)現在有効とある防犯対策等はこんな感じ。

(1)路上強盗
○人通りの少ない時間帯(早朝,夜間等)や場所における外出を避ける。
○スマートフォン等を取り出す場合,周囲に不審な人物がいないか注意を払う。
○犯人が凶器を所持している可能性があるので,絶対に抵抗せず,生命を守る行動を優先する。
(2)腕時計の強盗
○高価な腕時計を着用しない。
○長袖の服を着用するなど,腕時計を見えにくくする。
(3)ひったくり
○道を歩くときはなるべく車道側を避け,荷物は車道側の手で持たない。
○荷物はしっかりと体の前方に置く。
○被害に遭った場合,引きずられると危険なため,荷物から手を離す。
(4)海外旅行保険への加入
万が一,犯罪により負傷し,入院・手術などが必要となった場合,医療費が非常に高額になることがあるため,保険内容をしっかりと確認し,可能な限り充実した保険に加入する。

—外務省海外安全ホームページ スポット情報

あちこちで書かれている対策は、
だいたいここに集約されている感じだ。

ここにないもので、
よくあるものをまとめると(似たようなものもあるけど)こんな感じ。

  • 観光地以外の危険な地区には行かない
  • 夜に限らず人通りの少ないところは歩かない
  • スマホや財布はポケットに入れず面倒でもカバンに
  • カバンやリュックのファスナーはキーホルダーやカラビナ等で留める
  • 電車やバスの駅などでは壁際に立つ
  • 現金・カードなどは分散して持つ
  • 荷物を手から離さない
  • 所持品をテーブルには置かない
  • 声を掛けられても決して立ち止まらない
  • ホテルでもスーツケースには鍵をしておく
  • 貴重品やその日使わない現金はセイフティ・ボックスに
—あちこちに書かれている対策

まあ他にもいろいろあるかもしれないけど、
要はスリや置き引きに遭わないようにすれば良いだけのことだ。

ポケットにスマホや財布を入れていれば、
取ってくださいと言っているようなものだし。

荷物や所持品を手から離すことだって、
ある意味同じことだ。

日本ではほぼ大丈夫なことだけど、
スリや置き引きが多いと言うのならそれを前提にした行動をすれば良い。

あまり神経質になると、
せっかくの旅行も台無しになってしまう。

日本感覚ではなく、
当たり前のことを当たり前にすれば良いだけだ。

万が一の時の助け

そうは言っても、
万が一のことがあるかもしれない。

その場合、
日本語での助けは得たい。

そんな時は…

  • 日本の在外公館 在スペイン日本国大使館: 91-590-7614 国外からなら手前に(34)
  • 加入保険会社(していたらの話)
  • クレジットカード運営会社
  • SATE(外国人旅行客サポートサービス): 902-102-112 (24時間対応)
    ※日本語での医療対応あり

といった感じだろうか?
どこかにちゃんと連絡先を保存しておきたい。

そういえば海外旅行保険ってどうなんだろう?

海外旅行中にケガや病気・盗難・破損・他人にケガをさせてしまった等々、
何らかのトラブルが起こったときに補償をしてくれる保険が海外旅行保険。

入るべきか?入らなくても良いか?
これは人それぞれの考え方だから何ともいえない。

確かに海外で病院とかになると、
とんでもない請求が発生することはよくあることみたいだ。

こればかりは、
ならないから大丈夫と思っていてもわからない。

カード付帯のものもあるけど、
2種類ある。

持っているだけで保険適応の自動付帯と、
旅行代金を当該カードで支払うことが必要な利用付帯。

補償内容を見て、
それで充分となればそれでも良い。

カードを何枚か持っているんだったら、
それらの合算もできる。

ただ不充分と考えるのなら、
保険会社の一般の海外旅行保険と併用ができるのでコレもあり。

いずれにしても、
安心を手に入れるのなら必要。

どうするのか?
おいおい考えていこう。

というわけで…

スペイン旅行での安全、
ということで調べたことをまとめてみた。

安全は与えられたものではなく、
自らで保つものと考えていればOKだと思う。

ただそれでも何か起きた時のために、
万が一のお助け情報だけは知っておきたいということでの今回。

性格にもよるだろうけど、
あまりネガティブでも逆にポジティブでもダメという感じかなあ。

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