スペイン語の主格人称代名詞 お役立ちスペイン語 10

espanol-4-pronombre-personal-nominativo

主格人称代名詞

さて、
今回は主格人称代名詞についてちょっと調べてみた。

pronombre personal (nominativo)
プロノンブレペルソル(ノミナティボ)。

主格人称代名詞なんて言うと難しそうな気がするんだけど、
要は英語で言えば I とか You とかのこと。

要は、
主語に代わりに使う人を指し示す言葉。

まあこれも基礎中の基礎なんだろうから、
ここでお勉強しておくことは悪くないと思うのでこのまま進めてみる。

主格人称代名詞の区分

それで、
この主格人称代名詞の区分は全部で9種類になる。

人称誰?単数複数
1人称話し手私たち
2人称聞き手君たち
3人称以外彼・彼女彼等・彼女等

ただスペイン語は2人称の (君たち) とは別に、
3人称の あなた(あなた方) があるので10種類。

ナゼ同じ目の前の相手なのに、
君(君たち) と あなた(あなた方)の 2つに分かれるのか?

君 の方は心理的に近い(友人や家族など)から2人称になって、
あなた だと心理的に少し距離がある(初対面や目上・年上)ので3人称になるという感じらしい。

あと 私達 や 君達 の場合には、
男性だけか男女混合のグループに対しての場合と女性だけのグループに対しての場合とでまた違う。

スペイン語 主格人称代名詞

そんなわけで、
実際にはこんなふうになる。

人称
persona
誰?
quién
単数
singular (sg.)
複数
plural (pl.)
1人称
primera persona
話し手yo
=ヨ
=わたし
nosotros
=ノトロス
=わたし達(男性.男女混合)
nosotras
=ノトラス
=わたし達(女性のみ)
2人称
segunda persona
聞き手
=トゥ
=君
vosotros
=ボトロス
=君達(男性.男女混合)
vosotras
=ボトラス
=君達(女性のみ)
3人称
tercera persona
以外él
=
=彼
ella
=イヤ
=彼女
usted
=Ud. (Vd.)
=ウステッ
=あなた
ellos
=イオス
=彼達
ellas
=イアス
=彼女達
ustedes
=Uds. (Vds.) 
=ウスデス
=あなた方

この主格人称代名詞によっても形容詞は変化するわけだけど、
動詞の活用も同じように変化する。

1つだけ例を挙げると、
こんな感じ。

人称単数活用例複数活用例
1人称yohabionosotros
nosotras
hablamos
2人称hablasvosotros
vosotras
habitáis
3人称él
ella
usted
hablaellos
ellas
ustedes
habitan

1つの動詞が6つも活用しているわけで、
しかもこれは現在形だけの話。

他にも点過去(完了過去)に線過去(不完了過去)、
未来に過去未来(条件、可能)…と活用がたくさんあるわけで。

ちょっとこれを考えるとあまり先まで進みたくはないんだけれど、
まあ今のところはまだ進めていけそうなのでこのまま進めていく。

主語省略の意味

いずれにしてもスペイン語ではこの動詞の変化によって主語が誰なのか?がわかるので、
主語を省略したりするわけだね。

よくスペイン語は主語を省略するとか言うけれど、
ただ単純に主語を省略するというわけではないということだ。

動詞に主語が反映されるので、
わざわざ主語が必要がないから省略ということなのだ。

なるほど、
理に適っている。

そうなると動詞の活用が重要になってくるわけだけど、
この動詞の変化についてもこの後でお勉強していきたいなと思う。

というわけで…

今回は、
主格人称代名詞についてちょっと調べてみた。

この主格人称代名詞によって形容詞のみならず動詞も変化するので、
そういう意味でも先にお勉強しておいて良かったかもしれない。

と何だか文法的なことばかりで一向にフレーズに行かない感じだけど、
文法を知ったからと言って話せるようになるわけでもなく。

まあそのあたりは、
うまくバランスを取りながら調べていきたいと思う。

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