再びトレドへ

なんだかんだ言って、
マドリードに滞在するのだったら当然トレドには行きたい。
トレドとは、
やはりそういうところだった。
アト―チャ駅
日本からマドリードに夜遅く到着して1泊した翌朝、
ホテルからすぐ近くのアト―チャ駅に行ってトレドに向かう列車に乗り込む。
この頃のアト―チャ駅舎は、
今でいうところの旧駅舎。
ヨーロッパの大都市のターミナル駅の建築として典型的な、
19~20世紀初頭の様式美を持ついかにも昔の映画に出てくるようなステキな駅だった。
今は新しい駅舎ができたので、
乗客サービス・商業施設・カフェテラス・待合室等に利用されている。
新駅舎の一部に組み込まれた形になってしまったけれど、
これを壊すことなく残したのは素晴らしいことだ。
待合室・カフェテラスとして利用されているかつてのプラットホーム部分は、
鉄とガラスを用いた天井の高い空間を植物園に見立てた演出がされている。
もちろん以前の方が良かっただろうけど、
それでもちゃんと残っているんだから良しとしないと。

トレド行きの切符が残っていて、
09:08とある。

当時も1回目と同じで、
まだ高速鉄道はないから1時間半弱かけてトレドへ。
トレド駅
トレド駅舎は1919年に建てられた、
イスラム教とキリスト教の建築様式が融合したムデハル様式の建物。

このピンボケの古い写真ではわかりずらいが、
これが駅?と思うほど美しい建物だったことをよく覚えている。
パラドールへ

トレド駅に着いたら、
先ずは宿泊先へとタクシーで直行。

前回は泊まらなかったトレドだけど、
パラドールには1度は泊っておきたいということで宿泊することに。


トレドにあるパラドールはパラドール・デ・トレド 、
Parador de Toledo 。

パラドールとは言ってもここは1968年に20室で開業して以来。
増築を繰り返して現在に至るものだからさほど古くはない。


この地方独特の邸宅風の造りになっていて、
館内にはラ・マンチャ地方とトレドの地域色豊かな調度品で装飾されている。

パンフレットには Conde de Orgaz 、
オルガス伯爵のパラドールとある。


この愛称は、
エル・グレコが描いたオルガス伯爵の埋葬にちなんだものなんだろう。


テラス付きの部屋は広く眺めも素晴らしいから泊まって大正解だったけど、
街の中心まではタクシーで行くというのがちょっと難点だった。


でもだからこその眺めともいえるが、
次回泊まるのなら街の中心に泊まりたい。
確か食事もホテルのレストランでだったはずで、
今ならバル巡りしたいからやはり街中となる。
トレドで訪れたのは?
トレドではどこを訪れたのか?というと、
1泊したにもかかわらず1回目と変わっていない。
アルカサルには行かなかったはずだから、
むしろ少ないくらいだ。
そして写真は1回目と同様、
殆どない。
トレド大聖堂

訪れた1つはトレド大聖堂、
Catedral de Toledo 。
サンタ・マリア大聖堂 Catedral de Santa María とか、
スペイン大主教大聖堂 Catedral primada de España とも呼ばれている。


入場料は1986年の200₧から250₧に上がっていたけど、
上がっているとは言っても50円くらいの話しだ。
サント・トメ教会

もちろん、
サント・トメ教会に行ってエル・グレコの オルガス伯の埋葬 は見ている。
トレド大聖堂もオルガス伯の埋葬も2回も見ているんだからもういいでしょう、
とは決してならないから当然次回も必須の場所になる。
タベーラ施療院

タベーラ施療院は入場券があるから行っているんだけど、
ほぼ記憶にない。
多分エル・グレコ美術館がお休みだったから、
エル・グレコの作品を所蔵しているということでココを訪れたはずだ。
それにしても、
この3カ所以外にどこかを訪れた記憶が全くない。
ただ写真も入場券も残っていないから、
記憶に残っていないのではなく他にはどこも訪れていないんだろう。
ただ、
次回はもう少しトレドのあちこちをまわりたい。
そもそも1回目と同様、
エル・グレコ美術館は定休日で見ることができなかったから3回目の正直でちゃんと訪れたいのだ。
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