スペイン1986年の記録10: バルセロナで食べる 

1986-11-1

バルセロナで何食べたっけ?

ところで、
バルセロナではいったい何を食べただろう?

と思い出そうとしたところで、
どうせもう覚えていないのだから思い出そうとしなくたって良い。

ただマドリードやグラナダ同様、
バルセロナのレストランのレシートはちゃんと残っている。

いずれにしても、
毎日メニュー・デル・ディアだったはずだ。

今もあるのか?といえば、
Mesón de las Ramblas の方はもうなさそうだ。

ただ、
Mesón Jesus はまだ残っているみたい。

Google Map だと Jesús Restaurant となっているけど、
ストリート・ビューで見ると看板が Mesón Jesus になっているから多分そうだろう。

記憶に残っているのは?

ところで、
スペインでの食事で今でも覚えていることがいくつかはある。

1つは1番最初の食事がマックだったこと、
これは忘れようもない。

スペイン1986年の記録2: マドリードへ
スペイン1986年の記録2: マドリードへ。成田からヒースロー、そしてマドリードへ。いきなりスーツ・ケースが荷物受け取り所に出てないというアクシデント。この頃は飛行機でタバコが吸えたし、トラベラーズチェックを使っていた。そのあたりの話も。

でも他の殆どは憶えていないわけで、
それでも記憶に何となく残っているものがある。

それがマドリードだったのか?トレドだったのか?グラナダだったのか?
バルセロナだったのか?までは覚えていないんだけど。

ソパ・デ・アホ

例えばソパ・デ・アホ、
Sopa de Ajo。

Sopa はスープ、
Ajo はにんにく。

羊飼いが堅くなったパンを煮込んで柔らかく食べられるようにした料理とされていて、
スペイン・カスティーリャ地方の伝統的なスープ。

これがとにかく美味しかったことは、
今でもすごく覚えている。

場所は覚えていないけれど、
確かテラス席だった。

静かな場所で、
赤と白のチェックのクロスがかけられたテーブルにはにキャンドルが灯っていたはずだ。

パエリア

日本でスペイン料理を食べに行った時は、
だいたいパエリアを頼むんだけどスペインでは滅多にパエリアを頼むことはなかった。

ただそのパエリアを、
2日間同じお店に通って頼んだ記憶がある。

もしかすると上のレシートの写真で Meson Jesus の方は、
paella と書かれているからココだったのかもしれない。

確か観光客が全くいないような、
地元の人が食べる小さな食堂という感じのところだったはず。

そこで出たパエリアは、
なんというかおじや的な感じだったと記憶している。

おじや的お米料理『メロッソ』とは、
もちろん違う。

スープまではいかないけど結構汁っ気のあるパエリアで、
これにハマったことは何となく覚えているのだ。

いったいどこだったんだろう?

と考えても、
憶えているはずもない。

きっと今だったら店の外観や店内、
料理なんかも写真に収めるに違いない。

でも当時は、
そんな発想はなかった。

それに撮ってから消したりもできないフィルムの時代だから、
やたらめったら写真を撮ることもなかったし。

でもそういう時代だからこそ、
たまたまそういったものに出会えたわけで。

これはこれで、
情報がない時代ならではの良き記憶なのだ。

次に行った際には、
きっとどこ何処の何々が美味しいらしいからそこに行ってみようとなるんだろう。

それはそれで悪くないし、
ある程度アタリ・ハズレのない選択ができるに違いない。

でも何となくココが良さそうだぞ、
と勘でお店を選んでみてアタリだった方が楽しいのかもしれない。

とはいえ、
次回行く時はある程度情報を集めて行くことになるだろうけど。

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